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【尾籠注意】もしかしたら、規則違反かも……?

今の時期、定期健康診断を実施している会社も多いと思われる。この健康診断の項目には、尿検査や(任意の)便潜血検査がある。そのため、健診会場で受付に検体を提出しなければならない。

検体は普通、家であらかじめ採取したものを健診会場まで持参することになる。しかし、ここでJR東日本の手回り品に関わるサイトを見ると、以下のように書いてある。

危険品、刃物(※1)暖炉・コンロ、動物(※2)、死体、不潔なもの、臭気を発するもの、他のお客さまに危害を及ぼすおそれのあるもの、車内を破損するおそれのあるものなどは車内への持ち込みはできません。

ぶっちゃけ、検体は糞尿である。上の規則を見ると、「不潔なもの」「臭気を発するもの」にモロに該当する。つまり、本当は電車に持ち込んではいけないものなのではないか? と思われる。

今のシーズン、無視できない比率で検体を持ち込む人がいることを考えると、この規則との抵触は由々しき問題である。

どこかに救済規定があるのではないかと思って探したけれど、見つからない。かなりグレーさを感じつつ、記載されている旅客営業規則第307条をよく読んでみた。

すると、先程の引用箇所に関わる条文は、

(6)不潔又は臭気のため、他の旅客に迷惑をかけるおそれがあるもの

と記載されている。

検体は採取後、それぞれ口をしっかり閉じるよう要求されている。だから、「他の旅客に迷惑をかけるおそれ」はないものとの解釈が可能だと考えられるのではないか。

もしこれも違うとなると、規則違反を免れない。やはり電車に乗って通勤できないことになる。

この規則違反を避けるために、出社してからの検体の用意も一瞬頭をよぎる。でも、その日一番の尿をそこまでキープしたくはないし、便もその日の体調次第で採取不能になることもあるため、やはり難しい。

……もちろんこれは戯言ではあるものの、さりながら突き詰めて考えると結構面倒な問題になり得るとも思う。

定期健康診断も、厳密にはコンプライアンス問題となりかねないことを知った……けど是非もなし。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。