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未来予測はあたるのかを人口と石油で考えてみた

今日は想定外の指摘と対応で遅くなりました。サラリーマンあるあるです。

さて、……

緒言

未来予測にはさまざまなものがある。最たるものは予言であるが、それはちょっと信頼性に欠ける。

自分が子どもの頃に読んだ未来予測について、考えて見た。

1.人口

私が子どもの頃、世界の人口は40億人くらいだったと記憶している。しかし、今は77億人を超えていて、今年11月に80億人に達する見込みだとか。

つまり、倍になるのである。日本は人口減少に転じているためイメージが湧かないけれど、世界ではこのようなことが起こっている。

実は、私が子どもの頃に読んだ本には、戦争と疫病以外に人類を滅ぼしかねないものとして、人口爆発が挙げられていた。

当時読んだ未来描写はなかなかシュールだった。
飢えた人々がたまたま飛び出したネズミを捕らえようと、最後の力を振り絞って我先に飛びかかる………
というような記載があって、子供心に恐怖を感じたものだった。

当時の食料生産量などを基にすると、60億人くらいが地球のキャパの限界だと書かれていたと記憶している。つまり、キャパの限界より更に17億人が生まれて地球上に存在しているが、取り敢えず人類は生存し続けている。

当時、飢えて腹だけが膨らんだ子どもの写真を見て、心から可哀想にと思った。今は難民の写真等でも、そこまで悲惨な状態の子どもが写されたものは見かけない。

これは、人口が増えても昔よりはマシな食糧事情になったからなのか、報道する側が自主規制しているだけなのかは分からない。

2.石油

これも私の子どもの頃に読んだ本の話。石油も20世紀中には採り終えて石油危機が勃発、それが戦争の引き金になる、みたいなことが書かれていたのだけど、この未来予測も当たらなかった。

これについて真面目に考えると、当時は見つかっていなかった油田が複数見つかったこと、技術が進んで昔だったら無理だったところからも石油を採掘できるようになったこと、等が上げられる。

そして今では、石油は石炭ほどではないけれどやはり二酸化炭素の発生源として世界のエネルギー市場から退場を迫られつつある。

ただ、石油からは燃料以外にも路盤材として使われるアスファルトも採れる。言い換えるとアスファルトだけを抜いて採ることが難しい以上、重油やガソリン等も同時に作られてしまうことになる。

これをどうするのかという疑問は残る。或いは、かつてのように石畳に戻したりするのだろうか。

結び

それなりの根拠を持って未来予測をしていたのだろうとは思うけれど、なかなか予想通りの未来にはならなかったのは事実である。

それなりの技術進歩があったというのは、喜ぶべきことである。一方で、それを期待して帳尻が合わずに苦しむ例もあり、未来予測は難しいものだと改めて感じる。

お読み頂き、ありがとうございました。

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