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在宅勤務で疲れる要因を考える㊥

(承前)

2.スムーズに流れない場合が多い

Web会議では、途中で参加者の一部から「音が出ない」「共有画像が固まっている」等のクレームがチャットで飛んでくることがある。それを受けた事務局が困惑した表情を浮かべて議事を中断し、一般的な対応策を指示したりする。

もっとも事務局も、特に名案を持ち合わせているわけではない。あれもダメ、これもダメとなることもある。会議好きではない身としては、議事がスムーズに流れない状態にイラッとさせられる。

更に、一瞬音声が詰まったり一部が乱れたりもする。それも一回だけではないため、その際のストレスが積み重なる。

3.会議参加で強い集中力が必要になる

声が聞き取りにくい中で進行する会議では、神経を研ぎ澄ませて聞き取りに専念しなければならない。このため、従来会議室で行われていた時よりも、聞くことに対する強い集中力が必要になる。

4.周囲とちょっとしたコミュニケーションが取れない

職場でのちょっとした隙き間の時間に、周囲と何気なく交わしていた会話がなくなったため、集中力を発揮した後に緊張を緩める手段が減っている。また、自分の考えの妥当性について「ちょっと意見を聞いてみる」ことも難しく、不安が解消されにくい。

5.お願いがしづらい

職場であれば、相手の席まで出向いて態度で低姿勢を示しつつお願いもできるが、在宅だとそれがしにくい。依頼の発端となった事態がそもそもなぜ発生したのか、からの説明が必要になる。

これを理解を得やすいような書きぶりにして、かつ簡潔にまとめてメールやチャットで送るのには神経を使うし、労力の負荷が大きくなる。

(続く)


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