配偶者へのうらみつらみも程々に

今週もお務めご苦労様でした。確実に今年がなくなっていきますね。

さて、……

誤解を避けるために最初に申し上げる。私は先日妻と磁器婚式を迎えた。恐らく銀婚式も迎えると思っている。基本的に私は、妻との結婚について全く後悔はないし、不満もあまりない。

そう言える根本的な理由って何だろうと考えると、取り敢えず自分の思いをはばからず伝えられること、そしてそれに対して妻もキチンと意見を返してくれることだと思っている。

「何だそれ」と思われるかも知れない。でも、お互いに意思をストレスなく伝えられるのは、夫婦としてとても大事なことだと思う。

Twitterでは、伴侶に不満を溜めている方のTweetも少なくない。注目を集めたい欲から話を「盛る」人もいるとは思う。しかし、それを割り引いても「それはアカンなあ」と感じるお話が多い。

ネットスラングだろうけど「され妻」という言葉がある。これは、その前に「浮気」という言葉が入る。つまり、浮気された妻を意味するのだけど、このハッシュタグには結構な数のフォロワーが集まっている。

言うまでもなく私は男である。でも、そもそも浮気をする能力がない。浮気には相手が必要、相手と過ごす時間と金銭的な余裕が必要、それで今ある家庭を維持することも必要になる。でも、これは私にとって無理ゲーだと断言できる。

今の人員削減状態で、そしてコロナ禍や円安による経済不安定状態で、日々忙しいし余裕資金もない。そういう中で浮気を実践できるのは、絶対に能力だと思う。そして、その能力はやはり誰でも持ち得るものではない。

私には無縁のお話であり、実はそれって大多数の男性に共通すると思っている。少なくとも私の周りにその才能にあふれた人はいない。

でも、され妻さんは少なからずいる。彼女達はある意味で希有な男と出会い結婚したとも言える。その数は、全人口から見ればやはり少ないと思うが、その実態は国も調査しておらず(していたら怖い)分からない。

申し訳ないが、そういう人を選んだことについて、もう少し自身を省みることも必要だと思う。でも、その点について言及している人は少ない。相手に対して腹を立てているのは分かるが、そういう人だと見抜けずに結婚したのだろうか。この疑問に対して明確な答えを示す人は少ない。

そもそも配偶者って、お互いに愛し合って一緒に生きていこうと決めた相手のはず。私はそう思っているのだけど、それに値しない夫がいて、それを見抜けない妻がいる。

少なくともこの場合、妻は自身の人を見る目については疑ってよいはず。ぶっちゃけ、人柄を見極める能力はないと思ってよいのではなかろうか。

これを素直に認めて受け入れないと、また同じ事を繰り返してしまう。それは、不幸のトレース作業でしかない。

特に、略奪婚をしておきながら、自分は大丈夫だと思う人は根本的に発想がおかしい。結婚した相手がいながら他の異性に目が行く人を選んでおきながら、自分はそうならない根拠は多分ない。

容色は減価償却する。でも率直に話ができる関係は、日々の努力は要るもののそれがある限り元の価値を保つ。この日々の努力が大事でそれはそれほど難しくないと考えるが、違うだろうか。

お読み頂き、ありがとうございました。

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