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りくち
2017年6月10日 00:26
『風鈴』貴方が居なくなってから幾年月が流れたでしょう。「お婆様。また、風鈴を見ているの?」「この風鈴は、お爺様との思い出が一杯つまったものなのよ。」孫が私に問うのです。風鈴をしまわないのかと。私は答えるのです。「お爺様が来た事を知らせて鳴らしてくれるからよ。」と。