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140文字の駄文

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詠んで頂けたら、何かの形で表現して頂けたら幸せます。連絡頂けたら、飛んで参ります。
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2016年10月の記事一覧

ねぇ、聴こえますか?私の声が。貴方が居なくなって泣いてばかりだった。でも、ある時気が付いたの。泣いてばかりいたらダメだって。だって、私が泣いていると私の中の貴方が笑ってくれないから。だから、今、心の中の貴方は笑ってくれてる。気づかせてくれてありがとう。貴方、私はもう大丈夫だから。

淡い、淡い、記憶。ずっと、ずっと、遥か昔の記憶。懐かしい香り。懐かしい温もり。ずっと、待っていた。この瞬間を。やっと逢えた。幾千、幾万の時を越えて、やっと出逢えた。遥か昔の約束。輪廻を繰り返しやっと出逢えた。ずっと、一緒に居よう。二人、ずっと、一緒に。約束を果たそう。遥か昔の約束

眠れない夜。何故、眠れないのか わからない。色々と考えてみる。理由なんてわからない。眠れないものは眠れないのだ。眠気がくるまでボーッとしてみる。ますます、眠れない。何も考えるな。眠れない理由すら考えるな。悪循環この上ない。こうやって言い聞かせてる時点でアウトだ。眠る事を考えるな。

星を眺めていた。何も考えずに。ただ、眺めていた。瞬く星の光。淡く儚く。気がつけば、涙が頬をつたっていた。何も考えずに眺めていたのに。何故、涙が溢れてきたのだろう。心を見透かされたような気持ちになったのだろうか。本当は泣きたいだけだったのかもしれない。心がそれを望んだのかもしれない

ねぇ、博士。私はどうして生まれたの?博士は何故、私を生んだの?博士にとって私は大事。何故かしら?博士、私は博士の大事な人の変わりなの?博士の部屋の写真の女性。あの女性は私と同じ顔。私はあの女性の変わりだと、本当は気がついてる。それでも私は構わない。だって私は博士に作られた者だから

あなたの元に走ったのは、あなたが寂し気だったから。…違う…。本当に寂しかったのは私…。私が寂しくてあなたにすがろうとした。だって、あなたは優しくて暖かい人。あなたは、そんな私を優しく労るように抱きしめてくれた。泣きたかったのは寂しかったのは私。あなたではなく私。あなたの胸は暖かい

言葉に出来なかった想い。悲しいほどに空虚な空。そう見えてしまうのは僕の心が後悔してるから。あの時、何故、貴女に一言「愛してる」と言えなかったのだろう。もし、あの時。貴女に言えていたら。貴女は僕の元を去る事はなかったのではないだろうか。貴女を手離してしまった僕は何て愚かなんだろう。