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本当の豊かさって何?

古代ローマの政治家、セネカはこんな言葉を残しました。

「お金のことになると私たちは倹約家になる。それなのに、時間に関してはとんでもない浪費家になる。私たちが本当に倹約すべき唯一の財産は、時間だというのに。」

News Diet-ロルフ・ドベリ-p.80

なんとも耳の痛いお言葉…
無駄な時間を過ごさないのが大事ということですが、私たちはついつい甘い誘惑に誘われて、後悔することになりがちです。
でもよく考えてみると、人生の長さって、自分で長くすることができると思います。


無駄な時間を過ごさないために

では、ここで私が言う無駄な時間とは何か。人それぞれだとは思いますが、個人的には以下のようなことだと思います。

・ダラダラとテレビを見る時間(スマホ、Youtubeも同様)
・あれこれやることが多くて焦る時間
・昔の嫌なことを思い出してイライラする時間
・付き合わなくてもいい人と付き合っている時間

他にもたくさんあるかもしれませんが、いわゆる生産性がない行動で、それにもかかわらず労力を使ってしまっている時間が無駄なのではないかと思います。

私の過ごし方

私は最近、テレビやYoutubeをほとんど見ない生活をしています。スマホも本当に必要だと思う調べものや連絡を取るのに使うぐらい。

焦る時間もけっこう無駄だと思うようになりました。焦れば焦るほど時間が過ぎるのが早く感じるし、ミスをする確率も高まるからです。

昔の嫌なことを思い出してしまうとなかなか抜け出せなくなることもありますが、案外、忘れようとすればするほど離れられなくなります。そういう時は思い出したことを自覚して、あとはほっとけば知らないうちに消えてたりします。

惰性で人と付き合うのも時間の無駄ですね。どうしても付き合わなくてはいけない人も、できれば最低限の付き合いにしておきたいものです。

本当の豊かさを手に入れるためにできること

そして、私が最近意識していることは、「暇な時間を享受する」ということです。よく考えたら、暇ってとても幸せなことだとは思いませんか?暇ということは、命の危険もない、差し迫っている課題もない、本当に自由な時間だと言えると思います。

現代では、そのような時間をスマホに費やしている人はたくさんいると思いますが、その人たちは本当に幸せなのでしょうか?

私もネット上の意見を見ることがありますが、「お風呂、トイレに入っている時が暇」、「電車に乗っているときはやることがない」などの意見が散見され、現代人は常に情報を求めているような気がします。

ちなみに私は、公共交通機関に乗っているときは、ぼーっとしているか読書をしています。

結論

暇な時間を意識するようになってから、食事が前よりもおいしく感じるようになったり、季節の移り変わりを楽しめるようになったような気がします。これこそが私の思う、「本当の豊かさ」というものです。多くの人が当たり前にできると思っていることこそが豊かさであり、それに気づけば、既に豊かな生活はある程度できているといえると思います。

あくまでも私個人の意見ですし、幸せの形は人それぞれだとは思いますが、そこまで贅沢しなくても幸せになれるということです。それを意識すれば、今までよりももっと幸せを感じられるかもしれませんね。

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