見出し画像

くだらない話を聞いてもらい、満たされる

今朝、毎朝の日課のルーフガーデンに出てみると、クリスマスローズが咲き乱れていて、何も特別な手入れもしていないのに満開になってくれて有難かった。

今日はコロナで劇的に変わったこの1年を振り返ってみたいと思う。

夫の自宅勤務

もうすぐ昨年4月に出た緊急事態宣言から1年。そこから夫の在宅勤務が始まった。こんなに長く家にいる事も、家族とべったり過ごす事もなかった彼がずっと家にいる。そして、子どもたちの学校も休校となり、一気に煮詰まったような生活になった。

自粛から3ヶ月たった頃が夫の最初のストレスのピーク。今までの生活リズムがガラリと変わってしまったこと、そして、子ども達の日常を全て見て感じる事が出来る事で理解も深まったが、ストレスも溜まっていた。

"早く会社に戻りたいな〜”と呟いたり、気分転換に一人で散歩したりと発散方法を色々と模索しているようだった。

私の変化

私は今までほとんど一人で背負っていた子どもの世話、教育を夫が一緒に背負ってくれるようになって負担が減った。特に心の負担が減って、子どもに対して優しくおおらかになったと思う。やっぱり、心の余裕がないと子どもにも優しく出来ないんだなぁと実感する。

あとは、私は今までフリーランスで自宅で黙々と仕事をする日々だったのが、一緒に仕事をする仲間(=夫)が増えたのが嬉しかった。お互いに違う仕事をしながら、くだらない話を聞いてもらえる満たされる気持ち、なんて嬉しい事だろう!

思えば、サラリーマン時代、チームで働いていた時、本当に大変なプロジェクトがたくさんあったけど、このくだらない話を聞いたり、聞いてもらったりがあったから乗り越えられた。そして後から考えるとすごく良い思い出になっている。

くだらない話を聞いてもらい、満たされる...これが欲しかったんだと思う。

今の夫と私

現在の夫は、見事に在宅勤務に適応していて、仕事の合間にDIYでキッチンを改造したり、お風呂場を修理したり、ホームセンターでの買い物を楽しんでいる。そして、男の料理なるものに見事にハマり、美味しいビーフシチューや揚げ物を作れるようになった。でも、どうやら、4月からは完全とまで行かなくとも、会社に出社することになるらしい(淋しい(涙))。

現在の私は、コロナの影響で4月から仕事的には依頼が減ってしまうのだが、次の目標に向かって進み始めた。結婚して以来、こんなに夫と長い時間過ごせたのは初めてだし、時間も密度も濃い1年だった。色々と大変な事も多いけれど、家族と夫との、この濃い1年は私にはご褒美だったように思う。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?