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乳がん検診で思う事

今日は朝から乳がん検診にきている。

ここ8年あまり、年に1度、乳がん検診を入念に受け続けている。病院で朝から夕方まで1日中待つという苦行の日でもあり、1年を振り返る日でもある。

8年前の出来事

8年前、次男はまだ1才前の乳飲み子で、離乳食も始まっていたがメインの食事は母乳だった。ミルクを混ぜない完全母乳というスタイルで授乳していたので、体力は奪われてフラフラになっていた。

そんな訳で、当時自分のおっぱいとは密接に関わっていた。おっぱいの状態次第で良い母乳が出るか出ないか影響があるからだ。乳腺が詰まっていると違和感を感じるし、変化もいち早く感じるのだ。

そしてある晩、どう考えてもおかしいほど大きいシコリを見つけたのだ。

至急検査、戻し!の紙

すぐに夫と赤ちゃんの次男と共に、病院の乳腺科と呼ばれる場所で検査してもらった。どうも大きなシコリがあると伝え、先生が触診をしてくれる。その後、本来ならば2時間は待つところ、

”至急検査、戻し!”

という紙を私の診察ファイルに挟んで緊張した顔をした。

全身の血の気が引く、とはこの事だろう。一瞬色々な事が頭をよぎった。まだ乳飲み子を残して死ねない!長男の療育もあと少しのところまで来ている!夫は手のかかる子ども二人をちゃんと見れるだろうか?何よりも、私はまだ私の夢を叶えていないではないか!

嚢胞が出来ているものの、幸い、良性で経過観察という事だった。それから1年に1回はこうして嚢胞がどうなっているか、検査を受けている。

そして、死ぬかもしれないと一瞬よぎった時に感じた”私の夢”について、今一度考える貴重な日にもなっている。色々と遠回りをしたけど、今は"Back on track"(自分の軌道に戻っている)事に感謝しながら。

写真はいつも一緒の愛しのMacちゃんと病院にて。

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