無拠点女子、ついに「厚真町」に拠点をもつ。フリーランスから会社員に。
お久しぶりの投稿です。北海道に帰ってから、あんまり近況報告をしてなかった私ですが…ついに拠点を持ち、会社に入ることになりました!
無拠点女子が拠点をもち会社員になる=ただの女子
そうです、ただの女子になります。
今まで3年間フリーランスを続けてきましたが、4月から会社に所属することに。今までの暮らしや生活からガラッとフェーズが変わる、今分岐点に立たされているなぁと感じてます。正直かなりドキドキ。でもワクワクが止まらない。
今回は会社に所属する理由や拠点を持つことになった背景を書こうと思います。
なぜ無拠点女子(フリーランス)を辞めたのか
無拠点女子の活動で体を崩し休養期間として北海道に戻ったとき、「休む」と「起こす」ことに対する焦りを感じてました。
フリーランスでどこを目指していけばいいかわからなくなった
体を壊して自分が休むと仕事も営業も止まって収入が入らない不安
北海道で何か起こしている人を見て、自分も何かやらなければと焦る
メンターもいないし、導いてくれる人はいない。まさにレールのない人生。それに憧れてフリーランスになったはずだけど、自分は一体どこを目指しているのかよくわからなくなりました。
勉強して仕事をこなして、スキルを積んでも積んでも、まだ足りない気がしてしまう。「これって誰かのために役立っている?」「クライアントは喜んでいるけど、それでいい?」
なんとなく自分の仕事に対して疑問を持ったりするようになったのもきっかけ。
田舎まちで活躍するみんながキラキラしてた
北海道でいろんな市町村に顔を出す機会も増え、田舎まちで活躍する人たちとの出会いも増えました。その時、拠点に対する愛を持って活動する人がとっても素敵に見えたんです。(「まち」=人口〜1万人程度の市町村を指します。)
「まち」に身を置いている人は、景色、食、文化、人なんでも知っていて、まちの楽しみ方を知っている。
拠点を無くし、動くことで刺激をもらっていた私。でも、まちに身を置いている人は些細な日常の変化をも楽しんでいる。
ああ、私って「暮らし」を怠っていたなと。
非日常を日常として今まで送っていましたが、本来の「日常」を楽しみたいと思ったんです。
「旅をしたときも、その地で学んだことは自分のまちにもって帰りたい」
あるまちで出会った人のこの言葉を聞いて、もったいないことをしていたなと思いました。動き続ける生活の中で、自分のエッセンスになることはあったけど、どこかにもって帰れる場所はなかった。
「もって帰れる場所が欲しい」
自分が見たもの、感じたものは自分でしか還元できていないことに少しもったいなさを感じたんです。拠点をもっていろんなものをもって帰れる人になりたい!そんな想いで、拠点をもつことになりました。
株式会社とける社員として、厚真町を拠点に!
やっと本題です。
どこの社員?どこに住むの?
簡潔にいうと、株式会社とけるという会社でメディア編集長として採用いただき、厚真町協働型地域おこし協力隊として北海道厚真町に住むことになりました。
株式会社とける代表の涼平さんとの出会い
株式会社とけるとは、「あらゆる境界を融かし、未来を歓迎する環境を想像×創造する」をテーマに掲げ、コミュニティや伴走コンサル事業、メディア運営を行う会社。代表の柴田涼平(@rio3900)さんとのご縁があり、社員として携わることに。
涼平さんは北海道でゲストハウスを運営したり学童保育の運営など、いろんな会社やコミュニティをやっている人で、ここで全ては言い表せない(笑)涼平さんの周りは社名通り、境界が融けてやわらかい世界が広がってる。そして、私は涼平さんのつくるあったかいコミュニティや環境に助けられた一人です。
フリーランス成り立ての3年前、涼平さんが運営する札幌のゲストハウスyuyuでヘルパーとしてお世話になったのが最初の出会い。
そこから少し時が経って昨年体調を崩して北海道に帰った時も、面白いプロジェクトやコミュニティに誘ってくれた涼平さん。前述した「まち」を知ったのも、つなげてもらった仕事のおかげ。本当に振り返ってみても、感謝まみれ。感謝の雨を降らしたい(何言ってるの)
片道5時間の道中で決まった、とけるへの就職
で、「とける」の就職が決まったのは北海道の端っこ(稚内)から札幌へ帰る道中。仕事のスキルアップや拠点をおくことに対する悩みを打ち明けたときに「それうちで全部やっちゃえば?」の涼平さんの一言で決まったのでした。
株式会社とけるでは、「まち」と「まち」の境界を融かすようなプロジェクトや、100年後の未来を考えられるメディアの運営もしています。私は執筆や編集を主に担当し、プロジェクト管理面でもお手伝いしていく予定です。
正直周りからは「無拠点女子やってるのすごいね」と言われることが多く、ライティングのスキルを褒められることは多くありませんでした。涼平さんが「素敵な文章書くよね」っと言ってくれたことで、自分の文章で誰かの役に立つのかと、少し自信をもつように。
涼平さんの「あらゆる境界を融かす」この環境に助けられた私だからこそ、手伝えることもあるのかなと。私も執筆面で携わりながら、どんどん境界を融かしていきたい。
ちなみにとけるのホームページと名刺がとにかく素敵なので見てほしい。
赤と青の境界が絶妙に融けてる・・・・・。お会いしたら渡します。
厚真町協働型地域おこし協力隊とは?
株式会社とけるへ就職したのに、地域おこし協力隊?
今回私は、「協働型」といって企業(とける)に所属しながら、地域の活性化を促す役目として協力隊に就任しました。
厚真町ってどこ?
札幌から車で約1時間半弱。北海道の玄関口、新千歳空港の近くの町です!今後も移動が多くなりそうな私には嬉しいポイント。
人口は約5,000人。北海道ならではの果物ハスカップと、お米が有名なまちです。
また、厚真町は2018年の胆振東部地震の被災が大きかった場所でもあります。震災の影響で土砂崩れがひどく、山肌が崩れている映像は、当時ニュースでも流れていて、記憶に残っている人も多いと思います。
4年経った今、復興が進み厚真町では面白い方が集まっている印象。「〇〇さんも厚真に移住したらしいよ」と北海道どの場所にいてもよく耳にしていました。私もまだお会いできてない方が多いですが、厚真に集まった(ダジャレじゃないよ)エネルギッシュな皆さんから色んなものを吸収できればと思っています。
有拠点女子(ただの女子)、始まる〜〜〜!
久しぶりの家の契約と引っ越しで、緊張しすぎてお腹を壊しました(ガチ)
それぐらい、今までとは違う生活が始まるんだとドキドキしています。実は4月から、とける社員としての生活はもうすでに始まっていて、目まぐるしくも楽しく働かせてもらっています。
今までのフリーランスの仕事もちょこちょこやりながらも、北海道の暮らしを楽しみながら、とけるにとけていきたい(また何言ってるの)
僭越ながらメディア編集長の名前もいただいているので、執筆・編集面もより一層頑張っていきたい。未来をしっかり見据えて頑張れる、この環境に感謝しながら、りこぴん第2章が始まりそうです!
北海道に来たら、厚真町に寄ってってね!
写真:小林大起(@h_travelife)
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