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限られた時間の中で

私は毎日50人ほどの痛みを抱えた人々の身体をみています。

仕事は鍼灸師。整形外科のリハビリの一部として活動しています。

一人に対してかけれる時間は10分あるかないか。4,5年前に突然変わったシステム。

正直いって短い。もう少し時間が欲しい。もうちょっとあれば楽にできるのに。患者さんの顔は不満足。精一杯やっても結果がでないと意味はない。こんなことをもんもんと考えて時がすぎ、息継ぎの仕方もわすれるくらいわけがわからなくなりました。そして、いつしか気づく時がきます。

「わたし、追い込まれて腕が磨かれている」

患者さんと呼吸が合うようになっている。筋肉と対話できる感覚が目覚めた!!(←これについては話し出すとドン引きされるのでまた別で書いてみようかな。)

どんな状況でもありますよね。追い込まれて気づくこと。一皮むけること。成長すること。

1年前このことに気づけてよかった。自分を認めれた時でした。

限られた時間はそれぞれにあるのだ。あなただけが、あたしだけが苦しいわけじゃない。その中で精一杯やってる自分をまずは認めてあげれたら少し呼吸が楽になる。追い込まれてこそ本領発揮!って思える。

あの頃の自分に伝えたい。これからの自分は胸にとどめておかなきゃね。

また明日も手強いやつら(筋肉たち)と戦ってきます!

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