海外の性教育のいまー性の「抑圧」と「解放」の間で
日本では、オープンで実践的な姿勢が評価されることの多い海外の性教育。しかし、オープンかつ具体的に性を教える「解放的性教育」が、いまドイツの性教育をめぐる議論の中で再び大きな注目を浴びています。
2003年まで続いていた「実験」きっかけは2016年、ゲッティンゲン大学デモクラシー研究センターの研究者、テレサ・ネントヴィヒが教授資格論文執筆のために調査した、ヘルムート・ケントラーの生涯と「ケントラー実験」について書いた報告書でした。
ケントラーは、解放的性教育を提唱したドイツ