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文系女医の書いて、思うこと【スタンダード】

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2021年6月の記事一覧

クレーの金色の魚

5月、半年に及んだロックダウンが解除になり美術館を訪ねた。 ほぼ1年ぶりの美術館だった。 美術館なんて行かなくなって生きて行かれるし、もともと美術館なんて行かないと言う人もいるだろう。でも、その人にとって当たり前にできていたことがパンデミックによってできなくなり、ふたたびできるようになるというのは想像以上にうれしいものだ。 隔週で出演しているラジオ番組でそのことを話すと、「好きな絵はあるんですか?」と台本にない質問をされたので、とっさに「クレーの『金魚』という絵です」と答

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新型コロナウイルスの起源、中国情報開示のカギ握る「ふたりの人物」

6月3日、米SNS大手Facebookは、陰謀論だとして削除するとしていた「新型コロナは人工的に作られたウイルス」と主張する投稿の削除をやめる方針を示しました。アメリカは一般メディアだけでなくソーシャルメディアも巻き込んだ総力戦で「研究所漏洩説」の可能性を世界にアピールしていますが、専門誌はニュース欄も含め冷静です。サイエンスは政治の道具になるのか。メディアはサイエンスと政治、どちらに振れるのか――。 ●中国に埋もれた情報を公開できるのはこの2人 新型コロナウイルスの起源を

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「ウイルス研究所漏洩説」をめぐる機密文書の公開が相次いでいる2つの理由

新型コロナウイルスの武漢ウイルス研究所漏出説を支持する機密文書の公開が相次いでいます。 5月23日、米大手新聞「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」は未公開の機密文書を入手し、2019年秋、武漢ウイルス研究所(WIV)の所員3名が風邪症状を示して受診もしていたことが分かったと報じました。 5月30日、65万部とイギリスでは最大の発行部数を誇る日曜紙「サンデー・タイムズ」は、イギリスを含む欧米の諜報機関は当初「ごくわずか」と判断していた武漢ウイルス研究所からの漏出の可

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WSJ記事「武漢のウイルス流出疑惑、焦点は廃銅山」から読み取れること

世界を魅了して止まない「新型コロナ、武漢ウイルス研究所漏洩説」。前回までは、同説が再度注目されるきっかけをつくった英国人ジャーナリスト、ジョン・ウェイド氏の記事やウェイド記事の拡散を後押しした「中国人研究者たちがパンデミック前に生物兵器の話をしていた」という報道の真偽について検討しました。 WHO(世界保健機関)が総会を翌日に控えた2021年5月23日、今度は米大手「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」紙が「2019年秋、武漢ウイルス研究所(WIV)の所員3名が風邪症

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