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文系女医の書いて、思うこと【スタンダード】

noteでわたしが書く記事が大体ぜんぶ読める基本のマガジンです。継続的に執筆を応援してくださる方、わたしの書いた記事を大体ぜんぶ読みたい!という方にお勧め。引用の際には出典のご記…
医学に関するデータやその解釈をいつも最新にアップデートしておくことを通じて命や健康を守りたい、とい…
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2021年1月の記事一覧

気になる!日本での新型コロナワクチン導入のこと~熊谷俊人X村中璃子【対談】⑥

熊谷俊人千葉市長との対談「新型コロナとワクチンから考えるリスクコミュニケーション」の最終回は、何と言っても気になる新型コロナワクチンのこと。海外では実際の接種が急ピッチで進められており、日本でも接種の準備が進められている今、もう一度真剣に考えたいテーマです。(対談は2020年11月17日に実施されました) なお、1月28日(木)朝8時からの「BBCワールドニュース」に中継で生出演し、日本の「反新型コロナワクチン問題」についてコメントします。 BBCワールドサービスにご加入の

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「1分で曲を作れと言われたら1分で作るのがプロ」というアーチストの話~熊谷俊人X村中璃子【対談】⑤

全6回でお届けしている熊谷俊人(千葉市長)との対談「新型コロナとワクチンから考えるリスクコミュニケーション」の5回目のテーマは、ズバリ「プロフェッショナルとは何か」。専門性と知識があるだけではプロとは言えない、その先にある真のプロフェッショナリズムとは――!?すべての職業の人に読んで欲しい、プロフェッショナル論です! 村中:実はいま、ロンドン大学で「ワクチンに対するの信頼性」を研究しているグループが呼びかけている企画があります。ちょうど今週から、わたしの勤めているドイツの研

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新型コロナ時代の「教室の窓の開け方」

新型コロナのおかげで、世界中どこでも、冬でも、学校や保育所の教室の換気をしなければならなくなりました。 ドイツでも12月の完全なロックダウンに入る前、まだ学校が開いていた頃には、窓の開いた教室で子どもたちがコートを着たまま授業を受けている光景をよく見かけました。 ところが先日、こちらの教育テレビを見ていたら、子どもたちに「窓を開けていることについてどう思うか?」と訊ねると意外な答えが返ってきているのを見かけたのです。 「寒い」と答える子もいましたが、圧倒的に多くの子ども

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税金は「年貢」じゃない!民主主義の成熟~熊谷俊人X村中璃子【対談】④

熊谷俊人(千葉市長)との対談「新型コロナとワクチンから考えるリスクコミュニケーション」の4回目の注目は、熊谷さんの名言「税金は年貢じゃない!」。その心は――?本対談は2020年11月17日、守れる命を守る会と千葉県保険医協会の共催で行われたものです。 本対談はこちらのマガジンでご購読いただくと、対談全6回に加え、対談に関連した私の記事が1本おまけでついてきます! * 村中: 日本では専門家がまるで政策決定者のようにふるまったり、逆にそうふるまわらされたりすることがある。

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メディアと政界にプラスしたい「理系目線」~熊谷俊人X村中璃子【対談】③

全6回でお届けしている熊谷俊人(千葉市長)との対談「新型コロナとワクチンから考えるリスクコミュニケーション」の3回目は、日本の政界とメディアにプラスしたい人材について。最近よく耳にするようになった「女性活躍」。でも、熊谷さんは、日本に本当に必要なのは理系の活用だとおっしゃいます。さて、では、文系女医のわたしはどうなる――?(本対談は「守れる命を守る会」と「千葉県保険医協会」の共催で2020年11月17日に行われました) 村中: 海外でも日本の反子宮頸がんワクチン運動が飛び火

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伝えたいことを伝えるためにする「信頼貯金」~熊谷俊人X村中璃子【対談】②

全6回でお届けしている熊谷俊人千葉市長との対談「新型コロナとワクチンから考えるリスクコミュニケーション」の2回目は、「信頼貯金」について。「伝えたいことがあるのに伝わらない」「いいアイディアだからもっと多くの人に聞いて欲しいのに!」そんなもどかしい思いを持つことは誰にでもありますよね。伝えたいことを伝えるために貯めておきたい信頼貯金とは――? 村中: コロナもですが、子宮頸がんワクチンでもメディアが少数の“意見”を大きく取り上げることで、色んなことが逆転してしまいした。医学

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イソップ童話「ロバを売りに行く親子」の話【熊谷俊人X村中璃子】対談①

昨年11月、「新型コロナとワクチンから考えるリスクコミュニケーション」のタイトルで、熊谷俊人千葉市長と対談を行いました。ちょっと難しいテーマですがご興味をお持ちの読者の方も多いと思うので、今日から内容を6回に渡ってnoteで公開していきたいと思います! 村中: 今日はお忙しいところ、ありがとうございます。対談をさせていただく前に、「ロバを売りに行く老夫婦の話」というのをご紹介をさせていただきたいと思います。オリジナルはドイツのイソップ童話「ロバを売りに行く親子の話」ですが、

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WHOは中国に入国できれば新型コロナウイルスの起源を調査できるのか

今月5日、中国が「新型コロナウイルスの発生源の調査」のために中国訪問を予定してたWHOの専門家チームの入国を拒否しているとの報道がありました。中国に配慮する発言の目立っていたテドロス事務局長が「大変遺憾」とのコメントまで発表したことが話題にもなりましたが、その後、どういう理由からか状況は一転。先日、14日には中国入りとの発表がありました。 そんな中、各社から色んな報道が出ており興味深く見ていますが、ガーディアンのヘルス・エディター、Sarah Boseleyとプロデューサー

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子どもが新型コロナを媒介する「ミツバチ」となるとき

日本では、子どもは新型コロナに「かかりづらく、広げにくい」というのがパンデミック開始当初から現在に至るまでの基本的な考え方です。しかし、再拡大の始まった2020年11月以降、世界ではそういった当初の評価を覆すデータが各国から続々と出ています。「子ども」を全年齢同じに扱うことが、誤りであることを示すデータも多数出ています。学校や保育所をまた全国一斉閉鎖にしないためにも、拡大を続ける市中感染から子どもたちを守るためにも、ぜひ読んでいただきたい記事です。

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「新型コロナウイルス発生起源の調査」を時間を理由に諦めてはいけない理由

新年早々、最悪の事態が起きている。 WHOのテドロス事務局長は5日、定例の記者会見で、中国政府が新型コロナウイルスの発生源の調査にむけた専門家チームの入国を拒否していることを明らかにした。専門家のうち2人はすでに出国したが1人は引き返し、1人は経由地に足止めを食ったまま。他の専門家は出国できない状態になっているらしい。これまでは中国を気づかう発言の目立っていたテドロス事務局長が、「大変失望した」と発言したことも話題になっている。 WHOが新型コロナの調査のため中国に専門家

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コロナの敵は民主主義?

欧州の公衆衛生学コミュニティでは、民主主義、自由主義はコロナ収束には邪魔。トップダウンで実施する「ロックダウン(都市封鎖)」は効果が限定的で、マスク警察に代表される日本型の「相互監視」方式や、同じトップダウンでも中国型の徹底的な「監視社会」こそ、新型コロナ対策の正解なのではないかとの意見も出はじめている。

『新型コロナから見えた日本の弱点』~はじめに

新型コロナの流行拡大に伴い、日本でも18日、特措法の改正案が国会に提出されることになりました。「私権の制限につながる」といった懸念もある法改正について、いま私たちは急ぎかつ冷静に考えなければなりません。その際、拙著『新型コロナから見えた日本の弱点 国防としての感染症』が何かのヒントになりそうな気がしたので、2021年最初のnoteでは本書の「はじめに」を全文公開することにしました。 「僕はリバプールで育ち、ハンブルクで大人になった」 ビートルズのメンバーの1人、ジョン・レ

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