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文系女医の書いて、思うこと【スタンダード】

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2020年11月の記事一覧

気になる、それぞれの新型コロナワクチンの「値段と安全性」

新型コロナワクチンの第2/3相臨床試験の「有効性」に関する中間解析が続々と発表されています。一番のりで発表した米ファイザー+独ビオンテックに始まり、米モデルナ+米保健省、ロシアの「スプートニクV」、英アストラゼネカ+オックスフォード大学と現在までの4つのワクチンの効果(有効性)に関する中間解析が発表されていますは、今日はこれら4つのワクチンの「値段と安全性」を比較します。 前回の記事で、米ファイザー+独ビオンテックや米モデルナ+米保健省のワクチンが「有効性95%」との中間解

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アストラゼネカも「有効性90%」緊急承認間近の新型コロナ3ワクチンを比較する

先ほど、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学、同大からのスピンアウトベンチャー、バクシテック(Vaccitech)が開発中の新型コロナワクチン候補「AZD1222」の中間解析結果が「有効性最大で90%」と発表された。 先週までに「95%の有効性」との発表のあった2つのワクチン、米ファイザーと独ビオンテックが開発中のワクチンと米モデルナと米保健省が開発中のワクチンと大きく違うのは、このワクチンが「ベクターワクチン」と呼ばれる、すでに開発実績のあるテクノロジーを用いた

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新型コロナワクチンは接種すべきなのかー「ワクチン啓発活動」が反ワクチンに火をくべる懸念

新型コロナワクチンは接種すべきなのか――。 開発中の新型コロナワクチンの中間解析の発表が相次いでいる。11月9日には米製薬大手「ファイザー」と独スタートアップ「ビオンテック」が、11月16日には米保健省(NIH)と共同開発中の米「モデルナ」が共に「約95%」という期待を上回る有効性を発表した。パンデミックもやっと終息の糸口をつかんだかと世界は胸を撫でおろし、株価はにわかに活気づいた。11月21日、ファイザーとビオンテックが早速、緊急承認の申請を行った。 そんな中、当然の起

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「有効性95%」重症化も防ぐ米モデルナの新型コロナワクチン中間解析

先ほど発表された、モデルナの新型コロナワクチンの中間解析結果をまとめ、ファイザー・ビオンテックのワクチンと比較しました。治験が終わり、実際に接種されるまで分からないことはたくさんありますが、先日のファイザーとビオンテックのワクチンに続き、希望を感じさせるデータです。 ●「90%超に効果」独スタートアップ発ファイザーが開発する新型コロナワクチンの発表が意味すること ●今は言ったもの勝ち?ロシアなど世界の新型コロナワクチン開発者たちの言い分 から続けてどうぞ! 11月16日

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今は言ったもの勝ち?ロシアなど世界の新型コロナワクチン開発者たちの言い分

ファイザーとビオンテックが開発中の新型コロナワクチンは「90%超の効果」と発表したのを受け、今までは企業秘密として不透明な部分の多かった他のグループの新型コロナワクチンの開発状況も次々に明らかになっています。ロシアで緊急承認された「スプートニク」、ファイザー・ビオンテックと同じくmRNAワクチンを開発中の独キュアバックや米モデルナなどの動向についてまとめました。 11月9日(先週月曜)、米製薬大手ファイザーと独バイオベンチャー「ビオンテック」の新型コロナワクチンの中間解析で

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「90%超に効果」独スタートアップ発ファイザーが開発する新型コロナワクチンの発表が意味すること

11月9日、独バイオベンチャーBioNtech(ビオンテック)と米製薬大手ファイザーが共同開発中の新型コロナワクチンに「90%の予防効果」という報道が、国内外のメディアを賑わせました。WHOのテドロス事務局長もNIAIDのファウチ所長も、大統領選を争ったトランプ氏もバイデン氏もこの明るいニュースを歓迎するコメントをツイッター等で発表しています。 10月後半からは、私の勤めるベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所でも、ファイザーとビオンテックのワクチンの第3相試験(ワクチンが承認

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10月30日に起きたトルコの地震が特別な理由

エーゲ海沿いのトルコでマグニチュード6.6の大きな地震が起きた。震源はトルコとの国境の海域に浮かぶギリシャのサモス島。この記事のカバー写真で海の向こうに浮かんでいる島だ。この写真は昨年の3月に、わたしがトルコ側から撮影したものである。 イズミルの南、クシャダスに住む親しい友人が住んでいる。昨年、彼女と10年ぶりに再会した。大学生だった友人は仕事をもち、結婚もして、保守的な田舎の村を出て自由な空気のある都会で暮らしていた。その幸せな姿を見ているだけでこちらが泣きそうになるくら

高まる反コロナデモと対立する科学者たち

ドイツの首都ベルリンで、政府の新型コロナウイルス対策に抗議する3万8000人規模のデモがあったと報じられたのが8月29日のこと。以来、ドイツにおける反ワクチンデモのことは日本のメディアでも何度か耳にしたことだろう。 2020年春のロックダウンに際しては、アンゲラ・メルケル首相が、民主主義の基盤である個人の自由が一時的に制限されることに理解を求めるスピーチを行い、ドイツ国内だけでなく世界からも絶賛された。 そして、10月30日の報告で1日の新規感染者が19059人と2万人に

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