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「日本の医療が恵まれている」いう話は、日本人であれば誰もが耳にしたことがあるでしょう。 発展途上国や医療費が高額で有名なアメリカに比べれば恵まれていることは想像できます。でも、「普通の先進国」と比べた時、日本の医療がどうなのかについてはピンと来ない人が多いのではないでしょうか。 今日はわたしが経験した欧州では一番いいと言われるドイツの医療との比較を通じ、日本の医療がどのくらいいいのかについて考えてみたいと思います。 note定期購読者の皆さまには既にお伝えしているとおり
運動、節酒、腹八分目――。分かっているのに続かない、続けているのに痩せられない。 2月22日、そんな悩みをお持ちの方にちょっと気になるニュースが出た。ウゴービ(一般名:セマグルチド)」の日本販売が始まったのだ。ウゴービとはデンマークの製薬大手ノボ・ノルディスクが販売する肥満治療薬で、ウゴービが上市は日本で6か国目となる。ウゴービと全くの同一薬剤(セマグルチド)で、糖尿病治療薬として開発された「オゼンピック」を使用した人から「痩せた」との報告が相次いだのを受け、肥満治療薬とし
2023年、8年10か月ぶりに積極的接種再開した子宮頸がん(HPV)ワクチン。2024年からは9価ワクチンも定期接種として使えるようになり、接種回数も3回から2回へと変更になり、日本もやっと子宮頸がんに関する世界標準の防御体制がほぼ整いました。 そんな中、厚生労働省の有識者委員会は14日、日本のHPVワクチンスケジュールにおいては最後の課題となっていた男子へのHPVワクチンの定期接種について議論しました。 HPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸がんだけでなく、尖圭コンジ
昨年秋に日本でも承認され、今年の6月か7月には販売されるという妊婦接種用のRSウイルワクチン「アブリスボ」。世界ではじめの、妊婦が接種して生まれてくる赤ちゃんに抗体を与えることを目的として開発されたワクチンです。 今日、徳島県医師会主催の研修会でこのワクチンを含む、さまざまな婦接種用ワクチンについて話をしたところ、思わぬ質問を受けました。 「アメリカでは『妊娠32週から36週になる人』という狭い範囲での接種しか推奨されていないのでご注意ください」と言ったところ、「日本では