桃鉄離婚はないけれど、みんゴル離婚をした①終わりの始まり

私が結婚したのは、22歳になってまもなく。職場結婚。高校卒業して就職して4年目って、わりとありがち。配偶者は25歳。私に結婚願望は一切なかったけれど、ずーっと結婚しよう結婚しよう言われたら洗脳されているようなもの。この人と一緒の時間を長く持てたらいいな、と思って結婚した。結婚したくないと思ったのは両親を見てそう思っていたから、子供は作らないを条件にしました。女性から言うのは珍しいかもしれない。

結婚前、配偶者は寮生ではあったものの寮が満室だったので、社宅を寮扱いとしていました。食事だけ寮で食べ、住まいは社宅。ほぼ一人暮らしのようなものだ。寮だと隣部屋に気を遣わなければならないけれど、ここは違う。寮生が社宅に来て夜通しゲームをするということは珍しくありませんでした。

私は一人っ子だったのと、今では珍しくないけれど当時は珍しい高齢出産で両親ともに厳しく(特に父の厳しさは私に大きく影響しているらしく、母から怒られる)、そして「うちはこれしか給料ないからね」と給料明細を見せられていたため、贅沢を言うことは許されなかった。初めて買ってもらったゲームはゲームウォッチのファイア。当時6,000円の携帯ゲーム、兄弟がいる家庭では複数台持っていたようだが、私はこれをやりつくした。何なら999点までいったはず。

そんな私に、配偶者のハードの所有数は驚くしかなかった。当時PCエンジンとスーファミを持ち、その後3DO、セガサターン、PS、PS2を所有する。単身赴任したらしたで、スーファミとPSが1台ずつ増えた。携帯ゲームもゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス、ワンダースワン。やりたいゲームのためにゲーム機が増えるという感じだった。そして彼がやりたいゲームが複数あるために、私にやらせるということも。大航海時代やFF。そして基本的に攻略本どおりにやる人でした。できるだけ武器を拾いたいし、効率よく儲けたいということらしい。これで私はスーパーロボット大戦にハマり、原作を知らないのにキャラとストーリーはなんとなく覚えるようになりました。ダンクーガとダンバインを中心に使った。ガンダムシリーズは∀ガンダムまで。でもμガンダムとサザビーが使いやすくて仕方ねぇ。

社宅で配偶者が寮生と一緒にやるゲームは桃太郎電鉄。特に寮生Yさんがえげつなく借金をなすりつける。めちゃくちゃ笑いながら4人モードで徹夜プレイをしていたらしい。寮生以外でも、私が所属するサークルメンバーとともにやはり徹夜で桃鉄をやって、家主の嫁に「うーるーさーいーーー」と寝ぼけむにゃむにゃ言われながら「おもしろい生き物飼ってるね」と家主に言う友人と配偶者。私とやると私の負けず嫌いが過ぎておもしろくなくなるから、すごく楽しかったみたい。

でもゲームでまさか、という事件が起きます。

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