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労働衛生の三管理とは?五管理とは?

こんにちは、りこ@産業医兼労働衛生コンサルタントです。
今回は労働衛生の三管理について書いていきます。
これはとても重要な項目なので、口述試験でもこの三管理に沿って回答を組み立てていくことが求められやすいです。

三管理とは、作業環境管理作業管理健康管理です。

作業環境管理とは、
有害因子を把握し、その有害要因を除去し、できる限り良好な状態で作業環境を管理すること。作業環境測定を実施することも含みます。

作業管理とは、
作業の内容・方法を管理すること。
作業に伴う有害要因の発生を防止するような作業手順や方法を定めたり、作業方法を変更して姿勢への負担を軽減したり、保護具を適正に使用したりすることも含みます。

健康管理とは、
健康診断とその事後措置を実施し、作業方法や作業環境との関連を検討し、健康障害を未然に防ぐこと。健康測定結果に基づく健康指導まで含みます。
平成25年4月1日から定年の廃止、65歳までの定年の引き上げ、継続雇用制度の導入義務によって、高齢労働者の健康確保対策が必要になりました。実際に、定期健康診断の有所見率も年々上昇しています。

さらに労働衛生の五管理というものもあります。
五管理とは、三管理+以下の2項目となります。

総括管理とは、
衛生委員会を運営し、労働衛生対策を進めていくこと。
労働衛生教育とは、
雇い入れ時や作業内容変更時、危険有害業務に就かせるとき等に必ず行う必要がありますが、それ以外でも計画的に、そして継続的に実施することが大切です。

以上です。
この三管理、そして五管理は労働衛生を考える上で根本となるもので、この項目に沿ってそれぞれの事業場に適した労働衛生を考え、構築していくことになります。試験でも必須の項目になりますので、ぜひ覚えてください!

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