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友達と旅行するということ

友達と旅行するのは楽しい。
同じものを見て、食べて、経験を共有できる。大切な思い出になる。
でもそれ以上に、友達が大好きになる。

例えば、一人なら絶対に行かないような場所や食べ物を提案される。
本当は少し気乗りしない事もあるけれど、そのおかげで私は新しい知見を得る。
積極的に地図を見てくれたり、次の予定を決めてくれたり、その子がかけてくれる労力に感謝する。
友達の後姿の写真を撮ろうとしている自分に、友達を愛しく思っていることを気づかされる。

そして、私はなぜか一人旅より友達との旅行する時の方が、ハプニングを巻き起こす習性がある。
食あたりになったり、乗り物酔いをしたりして体調を崩す。
スマホをお店やバスに置いてきちゃうし、ホテルを一泊多く予約してしまう。
確実に迷惑をかけているのに、それでも優しく気にかけてくれたり、一緒に解決してくれたりする。

友達の日常の習慣に巻き込まれることもある。
旅行で韓国に友達と行った時、友達の早朝4時台のアラームに起こされた。
さらに、普段なら有難いスヌーズのせいで二度寝もさせてもらえない。 友達はノールックで携帯に手を伸ばすもスヌーズは止まらない。 寝てるのに申し訳ないと思いつつ、声をかけても寝言で返され終わる。
結局、勝手に他人の携帯を触るのも憚られ、いつか止まるかと結局流れに身を任せることにした。

彼女の早朝勤務のために設定されたアラームを聴きながら、
「朝に強い訳ではないのに、早朝に起きて仕事に行くなんて普段どれだけ頑張っているんだろう」と、ふと思う。

そんな日々の努力を尊敬するとともに、
忙しい日々の中で私と一緒に旅行をする時間を作ってくれている事実が、その熟睡っぷりに表れている気がして嬉しくなる。

私は一緒に旅をしてくれる友達がいて、とても幸せだ。

#わたしの旅行記

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