箱根駅伝に魅せられて〜筋書きのないドラマこそドラマチックなのだ。
こんにちは、リコです。
昨日、「もうひとつの箱根駅伝」をみて、興奮冷めやらぬまま、これをかいています。
みなさんは、箱根駅伝好きですか?
私は、幼い頃から大好きでした。
箱根駅伝が放送している間は、CMの間にトイレに行くだけで、見逃さないようにずっとTVにかじりついてみています。
だって、見逃した間に思いがけないドラマが起きるかもしれないからです。
昔は、今のように給水が頻繁になく、毎回リタイアする選手がいました。
選手は襷を繋ぐために走りたいのに脱水状態でフラフラで走れない、監督さんもストップをかけるかギリギリまで様子を見ながら選手に声をかけます。
そして、もうこれ以上、走らせたら危ないと判断し、監督さんが選手に触れてリタイア‥。あぁ、残念〜と思い涙を流しながら観てしまいます。
また、もう目の前に次の選手がいるのに、繰り上げスタートで襷が間に合わない時も、胸が痛くなります。
選手全員が何事もなく走れるのが一番なのでしょうが、思いもよらないアクシデントがあるから面白い。
特に好きな区間は往路最終区、箱根の山登りです。
過酷な山に挑む選手には、ひとりひとりに頑張れ〜と言いながら観てしまいます。
この区間で、伝説をつくる選手に、特に魅了されます。
元東洋大学の柏原さんの走りには毎年元気をもらいました。
今年はどんな走りをするんだろう、どんなタイムを出すのだろうとワクワクしていました。
元青山学院大学の神野さんが出てきた時も衝撃的でした。さすが、山の神たちです!
そして、箱根駅伝を盛り上げる「もうひとつの箱根駅伝」。
箱根駅伝では、レースメインですが、「もうひとつの箱根駅伝」では選手や、チーム、監督さん、家族などなどそれぞれの箱根に至るまでの裏側を知ることができます。
私が今までで、特に感動したのが、元城西大学の石田亮選手です。
2年生の時、期待されて出場したのですが、途中リタイア。一年間、リタイアをした恐怖や辛い気持ちを持ちながらも箱根リベンジに向けて練習し、出場を果たします。
石田選手は、去年、前半、飛ばし過ぎて低血糖になり、リタイアした経験から、前半はあえて、前にいる青山と早稲田の選手と距離をおき、自分のペースで走ります。
そして、15キロ過ぎ、ギアを入れ直し、青山と早稲田を抜き去ります。
これだけでもドラマチックですが、私が涙をしたのは、石田選手のご家族。
リタイアしたことは選手の家族にも心に重くのしかかっていました。
ご家族も一年間、複雑な思いの中、石田選手を応援をされていました。
そして、次の年、リベンジの箱根の区間で、石田選手が走るのをご家族みんなで待っていました。
待っている間、石田選手が、青山、早稲田を抜かしたと、携帯ラジオで聞いたお母さんは、去年無理をしてリタイアしたことを思い出し、不安がよぎります。
そして、やっと石田選手が見えてくると、お母さんはお父さんに、
「亮だよね?走っているの亮だよね?」
と確認するように何度も尋ねます。
そして、息子が目の前を走る時、
「亮、頑張れー!」と声をかけると、
石田選手は両親に気が付き、
うん、うんと頷きます。
今回は心配しなくても大丈夫だよ、というような感じで‥。
ご両親の気持ちを思うと‥あぁ涙が止まりません💦
10年くらい前の箱根だと思いますが、未だに箱根駅伝と聞くと1番に思い出すシーンです。
実は、私には夢がありました。
自分の息子が箱根駅伝を走って、現地で応援したいいう夢が。
しかし、熱望した息子は産まれず、その夢は叶いませんでした。
近年は、選手のお母さん世代になり、箱根駅伝の選手を息子のように感じでしまいます。
歳と共に涙腺も緩くなり、1月2、3日はタオルを持って応援していますw
私はどんなドラマより、箱根駅伝が一番ドラマチックなドラマだと思います。
そしてこれからも、新たなドラマを見逃さないように、TVの前で応援し続けたいです。
ではまた♡
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