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私のリアル"推し武道"な生活


お久しぶりです。鞆谷六花です。
Twitterから半年ほど消えてましたが何とか生きています。

唐突ですが私は最近、またアイドルにハマり始めました。
と同時に、初めて人生を懸けて推したいアイドルと出会いました。


この記事で、日向坂46の渡邉美穂さんの卒業を見送って、
私はもうアイドルのことを好きにならないと心に決めていました。
この10数年間、アイドルの卒業を見送り続けて心が壊れてしまったから、
人生最後の推しと思ってお別れをしました。

しかし、私は今までアイドル好きと言っても、
一度もライブや握手会には行ったことがなくて、
出ている番組を全部見ていて、ケーブルテレビの冠番組を見てて、
毎日のようにGoogle+の投稿を心待ちにしていて、
選抜以外のカップリング曲やMVを知っている、
ただただ普通の人よりもアイドルにちょっと詳しくて、
推しがいつか前列とかセンターになってくれないかなとか、
なんで選抜にならないかなーと言ったことを、
CDを1枚しか買わず現場にも行かず、ぐうたらと応援するだけの人でした。
所謂在宅オタクという存在で、あまり公にはしにくいものでした。

それに、世間一般で言う「推し」とは違うような気がしていて、
なんとなくアイドルを推しているとは言いづらかったです。

それでいて、推しが卒業するときは何となく悲しくて、
卒業したらしたでまたすぐに推し変をするような感じでした。

今までの推し遍歴が気になる方は、以下の記事の余談をご覧ください。


アイドル個人としては、高城亜樹さん、生駒里奈さん、渡邉美穂さんが、
グループとしては乃木坂46の初期、そして日向坂46が、
私のアイドル好き人生の中では越えることのできない大切な存在です。

そして、その大切な思い出をそのままそっとしまっておこうと、
アイドルを好きになるのをやめたのが2年前のことでした。


そして今年の2月、私の人生史上最高のアイドルと出会ったのです。

それが『7限目のフルール』です。

百聞は一見にしかずなのでライブ映像を見てほしいのですが、
その前に先ずは前提知識をお話しさせてください。

彼女たちは長野県にある佐久長聖高校に通う同級生で結成したグループで、
この高校には『パフォーミングアーツコース』という科が設立されており、
在学中の3年間でアイドルとして成長していくコースがあるのです。


6限目までの授業が終わったあとの『7限目』から、
アイドルになるためのレッスンを受けて、
週末には実際のライブに出演しているのです。

ではお待たせしました。
百聞は一見にしかずということで、彼女たちのデビューライブの映像をご覧下さい。
こちらは去年の8月、『7限目のフルール』1期生6人(1年生)による、
長野でのデビューライブの映像です。


長いですが全部見ていただけましたかね。

メンバーのみんなが緊張しながらも、目の前のファンの方に
向けて全力でパフォーマンスをしてる姿に心を打たれました。
高校1年生の6人が沢山いる大人の前で、数ヶ月の努力の成果を通して、
自分を表現していることに感動しました。
私がこの歳のとき、こんなに笑顔でパフォーマンスできただろうか。
誰かを笑顔にするためにこんなに努力することができただろうか。

高校進学前の中学生のときに、高校生活の3年間を
アイドルとして生きることを選択した、その覚悟と勇気に感動しました。
中学生の頃に思い描く高校生活は何となくキラキラしてて、
色んなことができるんだなと楽しみだった覚えがあります。
そのかけがえのない青春の時間を過ごすだけじゃなくて、
ファンの方達に元気と笑顔を届けるアイドルを選んだことが本当に凄いんです。

周りの子たちと同じように学校が終わってから遊ぶこともできたのに、
高校生活の大切な放課後の時間をアイドルになるためのレッスンをして、
その成果を毎回試されるようなライブの舞台に週末は立っていて、
そんな背景を思いながら見ると涙が出てきてしまうのです。


涙腺が弱くなってきてる私の話は置いておいて、
本題に入るとまずは、サムネの女の子が可愛すぎますよね。分かります。
それでいて、アイドルとして完璧に完成していますよね。分かります。

彼女の名前は『岡澤唯』さん(ゆいぽん)です。
(写真はこの前の撮影可能だったライブのときのものです)
(SNS掲載OKとのことでしたがnoteはギリギリSNS判定ということでお許しを…)

私はこの動画を初めて観たとき、ゆいぽんのアイドルとしての
素質の高さに驚き、同時に鳥肌が立ちました。
入学してからたったの3,4ヶ月で、どうしてこんなにもう既に完璧なアイドルなのか。

さっき挙げさせていただいた、一生越えられないはずだった私の歴代の推しを、
軽々しく越えていってしまったのです。
もちろん皆さんそれぞれ他の方にはない魅力を持っているのですが、
私にとって、ゆいぽんは私の中で完璧なアイドルそのものでした。

ダンスにキレと滑らかさを併せ持っていて、
歌も安定して上手くて可愛くて、
ふとしたときの笑顔が可愛すぎて、
これ以上完璧なアイドルがこの世にいるのか分かりません。
それくらい、私にとっては衝撃的だったし、
これからどれだけの高みに昇っていくのかを見届けたくなりました。

それと同時にこう思ったのです。
「この動画が8月ってことは、今もう半年経ってどんな姿になったのだろう」
「ほぼ毎週末ライブやってるんだ。しかも長野から東京に来てるときもあって凄い。」

こうなると、実際に一度会いたくて仕方がないわけです。

そして今年の4月、私は人生で初めてアイドルのライブに足を運びました。
ライブの名前は『放課後無料ライブ』。
4月3日(水)の16:45事前物販開始のスケジュールなのでバチバチに仕事でしたが、
異動3日目にして午後休という社会不適合者を発揮させて行きました。

秋葉原の会場に着くと、まずは会場の大きさに驚きました。
こういうイベントスペースみたいなところで地下アイドルの方々はライブとかやっていると、
何となく聞いたことがありましたが実際見るとやはり驚きが勝ちます。
道路から見てまさかここでライブをやっているようには見えないと思います。

事前物販ではとりあえずライブを楽しむためのTシャツとタオルを買うことは
決めていたのですが、何と1,000円でメンバーとチェキが撮れるといいます。
人生でこれ以上のアイドルに出会うことはないし、
今の岡澤唯さんと撮らないと後悔するな、
と思った私はひとまず5枚買ってみることにしました。

事前物販が終わると特典会が始まり、メンバーごとの列に並んで
1人ずつチェキを撮っていきます。
私はここで驚愕しました。チェキを撮るだけではなくて、
15-20秒くらいお話できる時間がありました。
他のファンの方々はいつも来ていて慣れているのか、メンバーの方と気さくに話していましたが、
私は何を話したら良いのか全く思いつきませんでした。

ついに僕の番になるも、目の前で見るゆいぽんはとにかく眩しかったです。
一般人離れした圧倒的なオーラと可愛さに、考えていた言葉がうまく出てきませんでした。
とにかく初めてライブに来たこと、お披露目ライブの動画が凄くて来たことを伝えられましたが、
残り4回、緊張しすぎてあと何を話したか覚えていません。


特典会が終わり、ついにライブが始まります。
チケットの整理番号順に入っていくのだが、僕の番号は20番と比較的早いものでした。
どうやら先着順らしく意外と頑張れていたらしいです。

↑当日のライブ会場の写真
私のことをリアルで知ってる人は見つけられるはずです…笑

ライブになるとゆいぽんの輝きは先ほどの特典会とは比べものにならないものになりますが、
それよりも他のメンバーの方々も物凄く輝いているアイドルでした。
岡澤唯さんという稀有な存在に会いたいという不純な理由でライブに行った身だったので、
他のメンバーのことはあまり詳しく知らない(失礼…)状態でしたが、
実際ライブで目の前に動画で見てたメンバーが出てくるとキャーってなってしまって、
本当にメンバーみんなが輝いて見てました。



ここで岡澤唯さん以外の現2年生のメンバーも紹介します。

片岡和さん(にこちゃん)は、自己紹介で「笑顔でみんなをニコニコに」と言っている通り、
歌って踊っている最中ずっと笑顔で、見ている私も自然とつられて笑顔になってしまう太陽のようなアイドルです。

勝見奏花さん(そなりん)は、歌声がとにかく優しくて笑顔も素敵で癒されて、
ステージ上から私たちファンのことを見つけて全力でレスをくれる天真爛漫なアイドルです。

高柳咲彩さん(さやぴ)は、柔らかい笑顔でいつ見てもサラサラな綺麗な髪を靡かせていて、
ダンスしている時にふと目が合ってしまうと胸がドキドキしてくるようなTHE美少女なアイドルです。

竹内花春さん(はるにゃん)は、声が可愛い上に顔も完璧にアイドルらしい可愛さを持っていて、
グループの中ではMCで引っ張っていく一面もある、可愛いながらも芯の強さも持っているアイドルです。


そんなメンバーが同級生で同じ学校で、同じ志を持って
同じコースを選んで入学して結成された
『7限目のフルール」は本当に奇跡のようなグループです。

メンバーみんなが違った個性と魅力を持っていて、
ライブを重ねるごとに進化するくらい努力家で、
そんなグループが高校在学中の3年間が活動期間と決まっているのです。


とにかく最後までその成長をそばで見届けたい。

彼女たちが色づかせていく世界で一緒に生きていたい。


放課後ライブに行った4月3日から、私の人生の軸は『7限目のフルール』になりました。


4月13日(土)、この日は浅草で対バンライブがお昼と夕方の2公演ありました。
実に10日ぶりでしたがとにかく待ち遠しかったです。

対バンライブ、というのもこの時初めて知ったのですが、
1日を通して複数組のアイドルが20分ごとに交代しながら
公演をする形式のものを言うみたいです。

もはや何もかもが初めてのライブでしたが、改めて目の前で見るナナフルに感動しました。

ライブの後にそのまま特典会(先程のチェキ撮影)があるのですが、
そこに集まったファンは確かにこの前の放課後ライブでも見たことある方々だな、
なんて思いながら1人ですみっこにいましたが、
1人の方が私に話しかけてくださったのです。

「この前の秋葉原の放課後ライブにもいましたよね?」

なんて記憶力だ…度肝を抜かれました。
放課後ライブに来ていた方は大体100人くらいいたのに比べて、
今回の浅草の公演の特典会は20人弱と言ったところなのに、
その中でなぜ覚えているんだ…と思ったのと同時になんだか嬉しかったのも覚えています。
この方は、今もライブでお会いすると話しかけてくださります。

さて、10日ぶりの特典会ですが、ちゃんとまた名前名乗らないとなと思って岡澤唯さんに会いに行ったら、
「あっ!鞆谷さんですね?今日も来てくださったんですね?!」
「キャッ」
悲鳴は私の声です。
なんで名前覚えてるの…アイドルって本当にすごい…プロだ……
10日前に会った人の名前と顔を覚えてるんだ…

「僕まだ今日でライブ来るの2回目なのによく覚えてますね?すごいです!」
「鞆谷さん今日は最前で見ていましたよね?よく見えましたよ!もう鞆谷さんは常連さんみたいなものですよ〜」

岡澤さん……好きです…一生推します…

私がナナフルのライブに来ても良いんだと、居場所を最初にくれたのは岡澤さんです。
ゆいぽんと呼ぶのもなんだか憚られてしまうほど、私にとっては崇拝している存在です。


さて、今のところ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(推し武道)の話が
出て来ないなと思っていた方へお待たせしました。


話はゴールデンウィークに遡ります。


5月5日(日)、この日のナナフルのライブは、長野県飯山市で開催される
『いいやま菜の花まつり』のステージイベントで2公演やるということでした。

勘の良い方はお気づきかもしれませんが、長野県で輝くナナフルを一目見てみたくて、
私は日帰りの往復新幹線をとって飯山まで行きました。
推し武道は夜行バスで東京に行く話がありますよね。その逆です。

飯山は長野県と新潟県の県境に位置していて、もはや新潟です。
長野県のナナフルファンの方にとっても行きにくい場所だったと思います。

この日の『おまいつ』(「お前、いつもいるな」を略した言葉。ライブ会場に必ずいる人のこと)は、
10数人くらいでしたが、そのうち私含めて4、5人くらいは東京から来ていたと思います。
(私はまだまだ『おまいつ』の中には数えられないですが)

新幹線を降りた飯山駅からバスで揺られること50分。
見渡す限りとにかく山。緑。自然。
そんな自然豊かな屋外ステージで見るナナフルは格別なものがありました。

2公演の間はファンの皆さんで祭りの出店を散策して、
各自お昼ご飯を調達して木陰で食べて過ごしました。

本名も知らない。年齢も仕事も知らない。
ただナナフルに会いに長野の飯山まで来てしまう人たち。
そして幾度となくライブで顔を合わせていて、Twitterで見ているだけの間柄。

そんな方々と遠い長野の地のお祭りで、一緒にお昼ご飯を食べる。

「推し武道見ててわざわざ僻地まで行かないだろとか思ってたけど来ちゃうもんだね」
帰りのバスの中でふいにどなたかが仰っていました。

現実は推し武道よりも奇なり。 

個性豊かなオタク(敬称です)の方々と共にする現場が楽しく、
私にとっては遅れてやってきた青春のような心地を毎回感じています。


全力で3年間を駆け抜けようとしているナナフルのことを見届けようと、
最後に大きな花を咲かせるのを応援しているファンの皆さん。

こんなに誰かの人生のために時間を使って、応援したい気持ちになったのは初めてです。


平日にナナフルのみんなは授業を受けていて、その後レッスンもして頑張っている。
そう思うと仕事でしんどい時ももう一歩頑張ってみようと活力が湧きます。


1期生のみんなが卒業するまで2年を切っていますが、
私は最後まで全力で応援して、今度こそ笑顔で見届けたいと思います。


以上、近況報告でした。

ナナフルは高頻度でライブをしていて、都内での公演も数多くやっているので、
この記事を読んで気になった方は是非一度足を運んでみてください。

3年間全力で輝こうとしている彼女たちのことを一度見てほしいです。

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