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世界一欲しいクルマの話

それは2016年の事。

上のボンズが生まれたのでいわゆる主夫として自宅で育児をしており、結果的には育児や家事に追われてしまって思った通りにはならなかったものの、当時副業的に流行っていた(かは分からないが)ブログでの広告収入をやろうと思った。

あのような形態のものに手をつける際、
「専門的である事」
「自分がそのジャンルが好きである事」
これが継続と収入の秘訣であるとして、そのようにする事にした。
Youtube等でも同じでしょうね。

で、自分の場合はクルマやバイクがそうであるので、そのジャンルの新車情報やクルマに搭載されるシステムなどの事を書こうと思い、書き始めた。

出会ったのはその時だった。

いくらクルマやバイクが好きだと言っても知識の程度は一般人。新しく発売されるクルマの情報などをインターネットから集めて、やれる限り記事を入れていこうと検索検索の日々、すると2016年のある日、BMW M2(F87)がヒットした。

この時、ワイに電流走る───!

その当時の自分の中の輸入車の印象って、性能は凄いんでしょうけど値段も凄くてとても一般市民に買えないでしょう、これを買えるのは企業の社長やら役職持ちやら、とにかく収入が高い人類にしか得られない領域、無理無理。これが当時の本音。
さらに言うと自分は、いわゆる走り屋が好む国産スポーツカーが好きで、どこかそういう漫画的な世界やクルマに憧れさえ抱いているようなベタなクルマ好きだったので余計にだ。

でもなんだろう、なぜかとても引っかかる、なんなんだ、このクルマは。

この時BMWに自分が持っていた印象は、おじさんが乗る高級セダン。
六本木のカローラだの中古のビーエム乗ってるけれど習志野ナンバーだの、なんかこうイジられてるブランドって感じもする。
そもそもBMWのスポーツモデルなんて意識して見てなかったから知識はおろか存在すら認識してないし、湾岸ミッドナイトに一瞬持ち上げられたE46 M3 CLSだって全然速そうなルックスに自分には見えなかったので、ここに何故BMWが急に出てくるのか理解できなかった。
そして湾岸ミッドナイトと言えば国産スポーツカー賛美の頭文字Dと違ってポルシェがいきなりライバルとして出てきた時点で最初全然読む気がしなかったという余談も挟みながら、輸入車って自分の中ではずっとこんな感じだった。
あ、今は湾岸ミッドナイトの面白さがわかったので全巻揃えてます。

しかしなんだろう、この青いクルマは。
今思えば色だったのだろうか?
フロントのキドニーグリルとダクトの形状だったんだろうか?
とにかく一発でやられてしまい、そこから時が過ぎ、8年が経過した2023年にこれを書いていると言う事です。

そしてこの8年の間、自分の中で「世界一欲しいクルマ」をF87 M2と言い続ける事になりましたという話でした。

その間に色んなクルマが世界中から販売され、カッコいい車もたくさんあった、例えば2400万円のホンダNSXとか。
なんならM2だってG87がもう出ている。
しかしながらこのクラスの価格帯になってしまうと買えない事が分かりきっているので、現実問題的な意味で欲しいとはならないわけで。宝くじが当たったら欲しいとは言うけど。

で、自分の中にそこまで長い期間引っかかり続けていたBMW M2(F87)とのごく近い場所(距離的な意味で)での出会いがこの2023年にあったってのが次回の話になると思います。

それではいつかまた、ごきげんよう。


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