2018年12/01~12/10Twitter掲載詩

ずっと手が届くと思ってた
当然だと思ってた
努力しない自分が悪い?
変わらない自分が悪い?
信じてた私がただ馬鹿なだけ?
そばにあると思ってたものは
いつしか遠くに消えていた
後悔したって戻らない
戻らないなら私がまた進めばいい?
あなたのそばへ
私が歩く

#優しい言の葉 「そば」

__________

数字一桁違うだけで
色味がガラリと変わる
あなた色に染まっていたいだけなのに
私色にも染まらなくて
飛び出た糸の端を
また結ぼうとするけど
絡まって、切れた
一本じゃ意味をなさないから
あなたへの想いを込めて
編んでみます
出来上がりはいつでしょうか

#詩人の本懐 「毛糸」

__________

紙飛行機折って
言葉をのせるなら
何とのせますか?
好きですか会いたいですか
それとも嫌いになって、させて
天の邪鬼です

__________2018/12/01

手を伸ばせば届きますか
それはどこにありますか
そこにあなたはいますか
なにもわからないまま
向こう側とは私一人の世界か
好きな人がいる至福の世界か
決めるのは私なら
望む世界を作ります

#優しい言の葉 「向こう」

__________

あなたの声を聞きたいです
まずはそこからなんです
チャットして意思表示
タイミングと時間と
難しいんです

あなたの声を聞きたいんです
あなたと話したいんです

あなたと話したいんです
あなたが好きなんです

あなたと簡単に繋がれる方法なのに
こんなに難しいなら
あなたに会いたい

#詩人の本懐 「電話」

__________12/02

聞きたいのはこっちの方
たった二文字のこの言葉が
私の行く手を邪魔してる
なぜ?
何故?
何で?
なんて、私が知りたいから
答えてもくれない狡い人
そんなのあなたが好きで
嫉妬するから

じゃああなたは何故私の手を離さないの?

#優しい言の葉 「なぜ」

__________

心が疲れてるのか
体調も優れないのか
冬の寒さは動きを鈍らすの
小さいこと1つでも進めば偉いって褒めてあげないと
お仕事も行きたくない
創作もしたいのに何をしていいのかも迷子
欲しいものは手に入んない
生き甲斐って、なに?
私を好きと言ってくれる人が欲しいだけなのに

___________

あなたの声が好きです
話したいと望むのは
声が好きだからです
それは理由ではないですか
言ってはいけませんか
落ち着いて
癒されて
大好きと涙するから
だからあなたの声が好きで
聞きたくて
求めてしまうんです

#詩人の本懐 「心地」

__________

手と手を繋いで
心を結んで
離れないように
離さないように
望むのはそれだけなのに
それだけが難しい

#仄かに色付く言の葉 「繋いだ手と心」

__________12/03

守りたいと思われる人
ならばよかったのでしょうか
儚げで
折れてしまうような
花のような人ならばよかったのでしょうか
しつこくて
メンヘラで
自分のことしか考えてなくて
所詮ここの詩も独りよがりで
だけどここでくらい
私らしくいさせてください

#詩人の本懐 「可憐」

__________12/04

あの時に出会わなければ変わっていたのかな
今だったら違っていたのかな
定刻通りに進んでいただけ
その中であなたに会って
同じ時を過ごしていたはず
時間は先にも後にも自分では操作できないから
私はわざと遅れたふりして
あなたともう一度向き合いたい

#詩人の本懐 「遅刻」

__________

それは
忘れたのか
置いてきたのか
それすらも忘れてしまうほど
私の中に大事なもののはずだったのに
ぽっかりと穴が空いたまま
ぴったりとはまるピースはもう簡単に見つからなく
未来にあるのか
それとも過去に置き去りのままか
持っている人はあの人だと
その確信しかなくて
私は途方にくれた

#君色の詩 「サガシモノ」

__________12/06

背中越しじゃあなたの背中しか見えないよ
声も聞こえづらいよ
こっちを見て
私の目を見て
私に向けてちゃんと言って
そんな投げ出された言葉じゃ理解できないよ
私馬鹿だもん
最後くらい顔を見せてよ

#詩人の本懐 「表情」

_________

重い想いはあなたに届く前に沈んでく
軽い想いなら
風船につけて届いたのかな?
今時ドローンで届けるのもありだけど
私はこの手で届けたい

迷惑ですか?
敢えてわかっててやってるだけ
たちも悪いか
だからあなたの中から私が消えてく
私も消したい

___________12/07

手を繋ぎたかった
ただ触れたかった
近くに
隣に
傍にいたのに
届かなかった
見えない壁ができてた
叫んでも
私の声は聞こえなかった
壁はどうすれば壊れるの?
私の手はもう
叩き壊すほどの力もなく
あなたの亡霊だけを追い求めてた

_________

もしもなんて存在してたら
今なんてあるわけもなく
もしもがあるから
やり直せるなら
時計を巻き戻させてください
私のことを好きでいてくれた
あの日に戻らせてください

__________

あなたの手のぬくもりに触れたい
かじかんだ手を
あなたの愛であたためてください…

なんて遠い夢
吐き出した白い息と共に
儚く消えた…

__________

私には何もなかった
なかったからこそ欲しかった
愛嬌も
かわいさも
何もなくて
卑屈で後ろ向きで
そんな悪いものばかりついてきて
嫌われるだけの条件ばかり揃ってて
あなたに好かれたいなんて
できるはずがなかった

#詩人の本懐 「先天」

__________

同じフレーズばかりを繰り返す
バグった私
あなたの声が聞きたいのです

__________12/08

眩しすぎて目を瞑った
見たいものも見えなかった
ざくざくと足跡を残しながら進む
それももう疲れてしまった
黒い世界よりも
白い世界の方が何も見えないなんて
あなたが落とした真実の欠片は
雪に覆われもう見えない
方向感覚失われ
私は迷子
涙を流せば雪は溶けるでしょうか?

#詩人の本懐 「白雪」

__________

狡さには何で対抗すればいいの?
素直だというなら
得意です
何度でもあなたに言います

大好きです

__________12/09

あなたが好き

百獣王ライオンの如く叫べば
あなたも頷きますか?

そんなのただの脅しなので

私なりの叫びで
あなたに矢を継げ続けます

#詩人の本懐 「咆哮」

__________

何があっても私は傍にいると決めました
あなたが離せと言っても掴んでます
嘘かどうかなんて
私の目だけでは見えません
だけど
あなたの心の痛みくらいはわかります
頼ってください
それとも頼りないですか?
あれから私も成長してるんですよ
だからあなたの痛みを私にもください

__________12/10


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?