生活に余裕が欲しい人は参照点を下げよう

このnoteでは、お金が無くて心の余裕が持てない方や、収入が高いのにも関わらず生活に余裕が無い方に向けて”参照点を下げることのススメ”をお伝えしていきます！

前回のnoteでは、貯金をするための４つの基本的な方法について配信しました。

今回はその４つの方法の、更に本質的な考え方について解説していきます。

参照点とは

”参照点（Reference Point）とは、プロスペクト理論において利益と損失の判断を分ける基準点である。”　（引用；みずほ証券　ファイナンス用語集）

なんだか何を言っているか分からない、と感じる方もいらっしゃると思うので簡単に言うと、

”あるものの値段を見て、安いと思うか高いと思うかの基準価格”

であると、ここではいたしましょう。

例えば、スーパーで野菜の値段を見たときに、その値段が参照点より高いか低いかで、高いと感じるか安いと感じるかが変わってくるということです。

この参照点は相対的な基準であり、みんなが同じ基準を持っているわけでありません。その人の育って来た環境や生活水準によっても異なると思います。

そしてこの参照点は意識的に固定しない限り、収入が上がるのと比例して上昇していくものです。こうして、収入は上がったはずなのに何故かお金の余裕はできないという状況が出来上がるわけです。

突然ですが、みなさんにとっての”贅沢”とは何ですか？

みなさん、”贅沢”という言葉を聞いてどんなこと・ものを想像するでしょうか。

温泉でゆっくりしたり、高級レストランでディナーをしたり、、、といったようなことでしょうか。この”贅沢”についてのイメージにも参照点が大きく関わってきています。

例えば俗に言うお金持ちにとっては、高級ディナーは別に贅沢などではなく日常かもしれませんね。

こういった人にとっての参照点は、一般的な収入層の人々と比較して高い位置に設定されているため、高級ディナーは贅沢であると感じないこともあります。

では、みなさんの参照点はどれくらいの水準に設定されているでしょうか。

”贅沢”とは必要最低限を超えたもの全てである

はじめに申しておきますと私は贅沢を否定しているわけではありませんので、その前提で読み進めていただきたいです。

生活に余裕が欲しい方、貯金を頑張りたいんだという方には、上記の「贅沢とは必要最低限を超えたもの全てである」という考え方で判断することをおすすめします。

みなさんは時計を買うときに、どのようなことを考えて選んでいくでしょうか。

見た目がかっこいいもの・可愛いものがいい、ブランドものがいい、様々な機能付きのものがいい等、希望がそれぞれあると思います。

ここで一度考えてみて欲しいことは、時計の本来の機能とは何かということです。時計は”正しい時刻を教えてくれる”という点が、最低限必要な本質ではないでしょうか。

だとすれば、見た目やブランド・機能性に私たちが求めるもの全ては”贅沢”であると考えることができるのです。

先にも述べたように、これらの贅沢を否定して慎ましく暮らせと言いたいわけではございません。

ここでお伝えしたいのは、「自分が何かを買い求める際に判断基準としていることには、気づかぬうちに本来の目的以上の要望が盛り込まれているのではないか」という点なのです。

参照点を下げて固定しよう

ここまで参照点について、そして”贅沢”について考えてきましたが、これらの基準は意識的に変えようしない限りなかなか変えることはできないと思います。

これを機に今までの基準や、自分が大切にしたい基準について考え直してみるのはいかがでしょうか。

そして生活に余裕が欲しい方は、更に一歩進んでその基準を引き下げてみることを検討してみましょう。

もう一度申しますが、参照点は収入が上がるのと共に上がっていくものです。意識的に固定するようにしない限り、余裕を生むことは難しいでしょう。

人間、案外今より生活水準を下げてみても順応できるものです。自分ってこんなにも少ないお金で暮らしていけるものなんだな、と感じると思います。

今回お伝えした参照点について等、参考になる内容が紹介されている下記の書籍についても、よろしければお手にとってみてください！

最後に

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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今後も、お金との付き合い方・考え方や、貯金術・節約術について配信していく予定ですので、ぜひご覧になってみてくださいね！