全ての作り手に感謝を込めて

要約

実体の有無や影響範囲などに関わらず、何かを生み出せる人は素敵だと思います。
ついでにこれを聴いてくれたら嬉しいです。




1. 振り返りと考察

学生時代、実技教科は常に2でした。
考えた通りに体を動かしたり、真似をして動くことが苦手だったことが原因だと思います。
当然のように絵を描いたり工作したりすることに関してはからっきしでした。

人の気持ちを考えることも苦手でした。
国語はさほど苦手ではなかったものの、小説と評論の読解では後者の方が得意だった記憶があります。
文章中に全てが記述されている評論と違い、行動などの描写から心情を慮ることが下手なのだろうなと思います。
読んでいて描写の想像が湧かないことはあまりないのですが、自分で書くことは難しいだろうなと思います。

何かを企画したり実施することは好きですが得意とは言えないなと思います。
自分が先頭で引っ張っていった企画はことごとく想定外のトラブルで大変なことになってしまいました。これは詰めの甘さですね。
さらに経験の差があるはずの後輩の方が上手く回すシーンに何度も出くわしてきました。

この振り返りに自分の信条である「自分にできないことができる人は須らく素晴らしい人だ」が加わった結果、タイトルに帰着します。
素敵なものを生み出してくれたこと、それができるあなたであってくれたことに感謝します。
ちょっと強引ですね。随筆の執筆も不得手なのかもしれません、なんて。

2. これを踏まえてどうしていきたいか

企画を回していくうちに気付いたことがあります。
作り手を支えることならできるのでは?

自力で全てを考えると落とし穴にはまるものの、後輩の進行に対して見えた穴を指摘して未然に防ぐことができました。
自分で紡いだ文章は中々納得のいく出来になりませんが、人の文章に一言二言添えることで言いたいことを明瞭にできました。

きっと自分は「他人の65点を80点に引き上げる」ことが得意なのだろうなと思います。
「0を1にする」でも「1を10にする」でも「10を100にする」でもなく、です。
無から生み出すのはもとより、膨らませる部分も十分にはできないなと思っています。10を60にするのがせいぜいかな。

それよりも人の及第点のものに一つ加えてより良いものにする方が向いていそうだなと漠然とながら考えています。

まあそれでも100にできないんですけどね!


とかくに人の世は住みにくい。―夏目漱石「草枕」
https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/776_14941.html

うまく芸術家賛歌に着陸したので、ここらでお開きに。

追伸―冒頭の動画は何?

5秒聴いてください。きっと分かります。
分からなかったらそっと教えてください。

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