改訂版・among us簡易まとめと定石メモ

本記事は以前執筆した記事のアップデート版である。

執筆から1年が経過し、ゲームへの理解度が少し上がったこともあり、新たに記事を書き起こすことにした。
前回記載できなかったステージの特徴や先日追加された役職についても少し触れる。

1. among us の概要

ざっくり言うと宇宙を題材にしたオシャレな人狼ゲーム。4人~15人向け。プレイヤーは船員クルー人狼インポスターにランダムで配役され、それぞれの勝利条件の達成を目指す。
全体の人数や設定にもよるが、基本的にインポスターは2人で残りがクルー。

船員クルーのすること・できること

・ゲーム開始時に割り当てられた個人作業タスクを進める
・インポスターの妨害サボタージュに対応する
・インポスターを見つけたら緊急会議(追放会議)を実施する
・死体を見つけたら報告レポートして緊急会議を実施する
管理室アドミンやセキュリティ(後述)の施設を利用して怪しい行動を見破る
・科学者に選ばれた場合はバイタル情報を確認できる
・エンジニアに選ばれた場合はベント(インポスター専用のハッチ)を使って移動できる
・死後は会議に参加できないが、個人作業タスクを進める
・死後守護天使に選ばれた場合はインポスターの殺害からクルーを守れる

★勝利条件
死者を含めた全員が個人作業タスクを完了すれば勝利
インポスターを全員追放できれば勝利

人狼インポスターのすること・できること

船員クルーになりすまして行動する
・ベント(インポスター専用のハッチ)を使って移動できる
個人作業タスクを進めるふりをする
妨害サボタージュを発生させて混乱させる 
 以下がサボタージュの一例
-ドアを閉じて船員を隔離する
-停電を起こして船員の視界を奪う(インポスターには影響無し)
-原子炉リアクターをメルトダウンさせて船を破壊する
船員クルーを殺す ただし殺害後クールタイムが発生し一定時間キルができない
人狼インポスター間で通話やチャットで連携を取ることはできない
・シェイプシフターに選ばれた場合は他のプレイヤーの姿に変装できる
・死後は会議に参加できないが、サボタージュを行うことができる

★勝利条件
人狼インポスター船員クルーの人数を同数以下にすれば勝利
原子炉リアクターやO2のサボタージュにクルーが対応できなければ勝利

2.クルーの立ち回りのコツ

2.1 入門者編

・タスクの完遂による勝利が基本プランのため、ゲーム開始時に割り振られたタスクを確認することが最優先。地図中に表示される黄色い「!」マークがタスクの位置を表している。
まずはスタート地点近くのタスクから順にこなしていき、タスクの内容を覚える。

・殺されやすい場所を覚える。基本的には奥まった場所が危ないため、そういった場所に立ち入る際には1人か3人以上で入ることを心掛ける。2人の場合は相手がインポスターである可能性を考慮すると入室はおすすめできない。

・緊急会議の際には他の人が誰を怪しんでいて誰を白めに見ているのかを聞き漏らさないようにする。疑いが濃厚なプレイヤーと一緒に行動すると殺されるリスクが上がり、白めなプレイヤーと一緒に行動するとアリバイ証明につながりやすくなるため。

・緊急会議の瞬間にどこにいたのか(最終位置はどこか)と一緒に誰かがいたのかは答えられるようにする。

・吊り盤面を覚える。以下のパターンの場合はスキップに入れず誰かに投票する必要があることを頭に入れる。
 ①インポスターが2人いることが確定している盤面で全体の人数が6人以下の場合(追放しないと各インポスターが1人ずつキルしてゲームが終了する)
 ②1人の殺人事件に対して2人の容疑者(互いが互いに殺したと主張)が出た場合 この場合は両方を追放することで確実にインポスターを一人追放できるため、残り人数が多い場合に有効(通称"ローラー")
 ③残り3人の盤面での緊急会議(追放しないとインポスターが1人キルしてゲームが終了する)

・エンジニアに選ばれた場合には初回の緊急会議で報告する(通称"CO"カミングアウト)。 CO後はベントに入っても構わない。
 科学者の場合は疑われてからのCOで良い。適宜バイタル情報を確認できれば良いが、タスク優先でまったく見なくても構わない。

2.2 初級者編

・効率的なタスクの進め方を考えながら立ち回ることを意識する。例えば左側にタスクが固まっている場合はそちらから重点的にこなしていくなど。

・サボタージュに関しても意識できると尚良し。例えばスケルドの電気室にタスクが固まっている場合は停電の修理ついでにこなしに行くなど。サボタージュ完了直後は人が集まっていることが多いため、中々殺されにくい。

・怪しい行動をしていそうな人を見逃さないようにする。ベントの上に立っていた、長時間タスクの前で動かない、など。

・管理室のアドミン情報を活用できるようになる。特に注視すべきは、
 ①ベント移動が発生したかどうか(本来あり得ないようなトークンの移動が発生したかどうか)
 ②長時間同じ場所に留まっている人がいないかどうか(死体の可能性がある)
の2点。

・緊急会議においては最終位置と同伴者に加えてどこから最終位置に向かったのかも答えられるようにする。なるべく多く情報を落とすことを意識したい。

・科学者の場合はタスク終了後など定期的にバイタルを確認する。死人が出た場合(プレイヤーが赤く表示される)、そこから緊急会議までの秒数をカウントして覚えておく。


3.インポスターの立ち回りのコツ

3.1 入門者編

・大前提として、このゲームは基本的にインポスターが不利であることを肝に銘じる。負けてしまうのは仕方ないため、インポスターに選ばれたら積極的に色々試してみることが大事。

・マップを開くとフェイクタスクが表示されるため、まずはそこに向かってみる。地図中に表示される黄色い「!」マークがタスクの位置を表している。

・タスクの前に着いたらとりあえずサボタージュを押してみる。たとえキルが出来なかったとしてもクルーのタスク進行を遅らせたり他のインポスターにキルのチャンスを与えることができる。
おすすめは停電。視野が奪われることでクルーからして不審な動きが見つかりにくくなる。

・まずはキルの試行回数を増やして慣れていこう。仮にキルした直後に発見されたとしても「通報相手が目の前でキルして擦り付けてきた」と切り返すことで、殺害相手に加えて通報相手まで会議での追放で道連れにできる(通称"ローラー")ため、最低限の仕事は果たせたと解釈できる。タイミングが合えば上の吊り盤面の話の通りその場で追放されない可能性もある。

・議論においては基本的にクルー目線で話し、隙あらば乗っかる方針だと隠れやすい。
怪しまれている際に払拭できる根拠がないのであればそこに甘んじることも大事。サボタージュでかき乱しながら機をうかがっていこう。

・最後はパッションで押し切ろう。
4人の盤面で1人をキルしたことで開始された会議においては最早どんな手を使ってでも1人を丸め込めれば勝ちなので、ひたすらまくしたてたり言いがかりをつけていく勢いが大切。もちろんそれまでの会議で容疑をクルーに押しつけておけるとより勝ちやすくなる。

3.2 初心者編

・とにかく自分が怪しまれないシチュエーションでの殺人を目指す。
そのためにサボタージュやベントを活用する。
たとえば原子炉メルトダウンのサボタージュを起こして、逆サイド(ナビゲーション・ウェポンルームなど)で殺害したり、殺人現場に通じるドアを閉めておくことで発見を遅らせて殺害前後の行動を誤魔化すなど。

・死体が見つかりにくい場所を覚える。イメージとしては緊急タスクの修理場所から離れた場所ほど見つかりにくい。スケルドであれば医務室やナビゲーション、エアシップであれば金庫室やシャワールームなど。

・キルクールタイムの管理も意識してみる。会議が終了するたびにキルクールタイムがリセットされるため、直後でなるべくキルクールタイムを稼ぐ必要がある。
例えば会議終了直後にカフェテリアのドアを閉めたりで(クルー目線ではこの間にカフェテリアのタスクを進めるのが効率の良い動き方となる)、ドアが開放された直後に原子炉メルトダウンを起こすことでクルーの行動を妨害しながらクールタイムを稼ぐことができる。



4.ステージの特徴

概要の次はステージについて説明する。

スケルド(The Skeld)

搭載ギミック:管理室(各部屋の人数状況が分かる)・セキュリティ(一部廊下を監視できる)

サボタージュ内容:ドア閉め(一定時間で自動開門)・停電(解除までクルーのみ視野減少)・通信妨害(解除まで上記搭載ギミックおよび守護天使使用不可)・原子炉メルトダウン(制限時間内に2人同時に認証しないとクルー敗北)・酸素枯渇(制限時間内に2か所で認証しないとクルー敗北)

最も標準的なステージ。あまり入り組んでおらず廊下の至る所で他プレイヤーと出会いやすい一方で、死体が発見されにくいエリアも複数存在する。
カフェテリアを基準として(ベント含め)左右に大きく分かれていることを意識するのが立ち回るうえでのコツ。


ミラ(MIRA HQ)

搭載ギミック:管理室(各部屋の人数状況が分かる)・ドアログ(一部廊下の通貨ログを確認できる)

サボタージュ内容:停電(解除までクルーのみ視野減少)・通信妨害(解除まで上記搭載ギミックおよび守護天使使用不可)・原子炉メルトダウン(制限時間内に2人同時に認証しないとクルー敗北)・酸素枯渇(制限時間内に2か所で認証しないとクルー敗北)

最も狭いステージ。一本道なためすれ違ったプレイヤーを覚えることが重要。一方ですべてのベントがつながっているため、シェイプシフターと組み合わせることで大きく盤面を揺さぶれるかもしれない。
スケルドが標準的なステージとされているが、初心者はミラから始めても良いと思う。


ポーラス(Polus)

搭載ギミック:管理室(各部屋の人数状況が分かる)・セキュリティ(一部廊下や部屋を監視できる)・バイタル(各クルーの生存状況が確認できる)

サボタージュ内容:停電(解除までクルーのみ視野減少)・通信妨害(解除まで上記搭載ギミックおよび守護天使使用不可)・耐震安定装置リセット(制限時間内に2人同時に認証しないとクルー敗北)

上2つのマップに比べスケールが大きい。15人でも遊べる規模。
屋外の領域が多く、管理室の情報が相対的に弱い。
一方でバイタルの情報が強い。これはバイタル情報の確認場所と緊急会議のボタンの場所が近いため、直近のキルを発見できれば情報を整理できる可能性が高いため。

また、ミラほどではないがベントが遠方までつながっているため、大ジャンプで容疑者位置から外れるor容疑者位置を広げることがかなり容易である。



エアシップ(Airship)

搭載ギミック:管理室(各部屋の人数状況が分かる)・セキュリティ(一部部屋を監視できる)・バイタル(各クルーの生存状況が確認できる)

サボタージュ内容:停電(解除までクルーのみ視野減少)・通信妨害(解除まで上記搭載ギミックおよび守護天使使用不可)・衝突コース回避(制限時間内に2人同時に認証しないとクルー敗北)

後から追加された最も広いマップ。10人でも楽しめるが真骨頂は15人で遊ぶときだろう。スケルドなら溢れてしまうような人数規模でもタスク進行や発見されにくいキルができる。個人的には最も好きなマップだったりする。
バイタルはこちらでも十分強力だが、ポーラスと違ってボタンが遠いため、緊急会議で炙り出すよりは死体探しを行って何秒前に死体になったのかを報告するような運用になるだろう。

タスクの所要時間がショートタスク含め全体的に長いこと、発見しにくい場所も複数存在するため、マップを覚えてしまえばかなりキルはやりやすいマップだと思う。



――
ということで基本的なゲーム性の説明と立ち回り考察、ステージの説明を書いた。長くはなってしまったが以前より精度は上がったと思う。

今回は全体的にプレイヤー視点での解説が多かったが、やはり人を集めることを考えると部屋立ての考え方もある方がよいだろう。ということで近日中に部屋立ての解説も書きたい。






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