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管理職とは・・・毎日の仕事が楽しくなる方法

こんにちは。rikishinです。
今回は管理職とは?について記事にしていきます。
新たにリーダーになる方、長年勤めているベテラン管理職の方にも、読んでいただいたその瞬間から実行出来る、毎日の仕事が楽しくなる方法をご紹介すると共に、「管理職とは何か」という疑問を解決していきたいと思います。

1.リーダーの悩み


「管理職」もしくは「リーダー」と呼ばれる方々には色々な悩みや、ツライことがつきものです。それが為に身体を壊し、家族との関係もギクシャクしている方々を多く見かけます。
その悩みの多くは
・仕事が多すぎて終わらない・・・・
・部下が言うことを聞かない・・・
・リーダーシップと言っても具体的に何をすればいいか分からない・・・
・上司の指示に振り回される・・・
などに集約されます。
それら全ての悩みは「対人関係」によるものなのですが、その件については別記事にて開設しておりますので併せてご覧ください。

全ての悩みは対人関係-嫌われる勇気

結構勘違いされている方が多いと思うのですが、「色々な業務や、苦情対応などを全て自分が引き受けて、部下の為に働く」ことが管理職の務め、ではありません。
逆に立場や役職が上がれば上がるだけ、自分の心と時間に余裕を持たなければ、「部下が本当に困った時」に助けてあげることが出来ません。
仕事が多すぎて終わらないのであれば、そもそもやらなくていいことをやっているのではないか?EXCELなどを使い、自動化出来るものはないか?更にそれは「自分にしか出来ないこと」なのか?部下に任せれることなのではないか?あなた自身も考える必要があります。

2.管理職とは


僕が考える管理職・リーダーとは
「部下が業務を遂行するにあたって、遂行しやすいよう土台を作ること」
だと考えております。
具体的には、売場レイアウトを変更するという業務を行うとした場合。それに必要な基準の明確化・プライス・POP・備品の準備・確認を行います。
まずは一箇所作成し、左から高額なもの、右に行くごとに安くなり、プライスは商品の中央に来るよう整え、POPはプライスの右側というような基準を明確にします。(部下が迷わないようにするのがポイントです。)
そこで事前に準備しておいたプライスやPOP、必要な什器やハサミなどの備品を渡し、作業に入ってもらいます。部下が作業を行っている間に管理職が次の島の準備と終わった箇所の確認を行い、誤っている所があれば1つずつ部下と一緒に修正しながら業務を遂行して行きます。
そしてあまりマイクロマネジメントをし過ぎるのではなく、あえて部下に意見を求め、「一緒に考えてもらうこと」も必要です。
「ちょっと困ったなぁ・・・上司である俺も悩んでいるのだが、一緒に考えてくれないかい?」と意見を求めると、自分で思いつかないようなアイディアを部下からもらえることも多々ありますし、部下から見たら「自分を頼りにしてくれている」という気持ちも生まれ、やらされ感ではなく、「自分でやっている感」が強くなり、自発的に業務を行ってくれるようになります。
全てを自分の思い通りにする為にマイクロマネジメント(細かい指示ばかり出す)を行っている上司は、部下を思考停止にし、「成長を妨げている」かもしれないことに気付かなければいけません。
物に溢れ、食べ物にも困らない現代社会では「仕事だから」「家族を養う為だから」という理由で上司からの理不尽な指示を部下は実行してくれません。
何事にもやりがいが必要な現代部下だからこそ、「任せること」で自分の頭で考え、それをやり遂げることで「やりがい」を生んであげることもあなたの大事な仕事です。
あなたがもっと上の上司から理不尽な意見を投げられたとしても、それをそのまま伝えるのではなく、キッチリと動機づけをして、指示を出してあげて下さい。
なぜなら、実際にその業務を行うのはあなたではなく、部下だからです。
そのワンステップをこなすだけで、部下の生産性は爆発的に上がります。
このことはあのJAL(日本航空)を再建に導いた有名な経営者である稲盛和夫さん「従業員をやる気にさせる7つのカギ」という本にも「従業員に心底惚れてもらう」という文章があるように、「この人にならついていきたい!!」と思ってもらうことこそが最大の生産性向上に繋がるのです。

3.どんなことでもあなたの責任


大前提として、あなた自身が仕事を出来ない「誰か」のせいにして、「自分」は悪くないと思っていませんか?
自分で抱え込むのではなく、いい意味で自分の責任であると思えば、人間は真剣に事態を受け止め、対処する為に考えます。
リーダーであるあなたが、誰かに責任転嫁するようでは、部下は自分に責任転嫁されることを恐れ、自発的に行動することはなくなってしまうでしょう。
部下を「仕事が出来ない人」にしているのはあなたの教育不足です。
それを部下のせいにしているのは、「自分は部下を教育することが出来ません」と自分の無力さを露呈しているだけで、そんな人に重要な案件は回ってきません。
「他人のせいにする」=「あなたに何のメリットもない」ことを理解し、その上で後述する3ステップを取り組んでみて下さい。
大事なことは、他人を変えることではなく、「自分が変われば他人が変わる」と信じることです。


4.今すぐ出来る3ポイント


ここまで読んで頂いたあなたなら理解されているかと思いますが、仕事を楽しくするというのは単に笑いの絶えない職場というワケではなく、実際にスタッフと協力し、困難な目標を達成した時に「やりきった感」が出るような、「本質的な仕事の楽しみ方」にあります。
この3ポイントを行えば、部下が自発的に行動し、業務が円滑に回りだすことで、あなたも「本質的な仕事の楽しみ」をスタッフと共に分かち合ってみてください。

1. 自分の中での「管理職とは」を決める
2. スタッフのいいところを10個書き出す
3. ありがとうを口癖にする

まず1.は、僕の考える目次2.で書いた「管理職とは」にしてもいいのですが、一番いいのは部下の立場からみて「こんな上司にだったらついていきたい!!」と思われるような人を想像して、自分で考えてみて下さい。そしてその「管理職とは」を手帳の一番最初や、スマホの待ち受け画面に書いて、常に目に入るようにして下さい。
もちろん、1年毎に考え直して、変更してもOKです。
大事なのは「自分の中でハッキリとした基準を設けること」です。逸脱しそうになってないかを常に確認し、発言・行動するようにして下さい。

2.は人間誰しも他人の悪いところばかりに目が向きがちです。そこにばかり気を取られるとどうしても他人のせいにしたり、自分が関与出来ない他人の課題にも関わらず、「他人を変えよう」としてしまいます。
そもそも自分のいい所を10個も言えない上司にあなたはついていこう!!と思いますか?(笑)遅刻しない、いつも笑顔だ、皆勤賞だ、などシンプルなことでも構いません。
当たり前すぎて忘れがちですが、本当に人数ギリギリで運営している企業や部署においては、休まず出勤してくれるだけでも本当にありがたいのです。
そして3.でありがとうの気持ちを直接伝えるのです。
直接がどうしても恥ずかしい場合は引き継ぎノートやメモ書きに残しておくだけでもOKです。
業績の良い時だけありがとうを言っても、日常的に言葉遣いや態度が悪ければ「自分のいい時ばっかりありがとう言いやがって」となりがちです。
管理職やリーダーが日常的にありがとうを口癖にしていれば、周りの雰囲気は自然と良くなり、スタッフにもありがとうが浸透していきます。
スタッフまで一緒にありがとうが口癖になれば、自然とスタッフ同士の関係も良好になり、相乗効果で仕事の協力関係も良くなって行きます。
余談ですが、チームの雰囲気が悪い時はほとんどがこの「ありがとう不足」です。

5.まとめ


前提として大事なことは、「日常からスタッフへの感謝の気持ちを持ち続けること」です。常にそう思ってなければ、咄嗟の発言がスタッフへの感謝を欠いた言葉になりがちです。
感謝の気持ちを持ち続けることが出来れば、次第に自分への感謝もたまっていきます。
感謝は常にループするのです。
「褒める」のでも「叱る」のでもなく、「感謝」して「信じる」のです。
僕は変に褒めたり、叱ったりはしません。
「褒める」ことで伸ばそうとしたら、褒められなければやらないという「承認欲求の奴隷」を生み出しかねないからです。
このことについてはまた別の記事で書こうと思います。
ここまで読んで頂いた皆様に心より、「感謝」申し上げます。

rikishin-blog 全ての悩みは対人関係

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