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こんな不思議な出来事が、あっていいものかと思う…わし流 芸術の秋2021⑤「伊藤蘭コンサートツアー2021 Beside you & Candies 野音 Special 」日比谷野外音楽堂

キャンディーズの現役時代、10代のワシには「コンサートに行く」という発想そのものがなかったし、「8時だヨ! 全員集合」などテレビで見るだけだったキャンディーズ。しかし近年、ランちゃん歌手活動再開と聞き、「何ッ!?」とキリヤマ隊長のようにすばやく反応。実は去年も1公演チケットをおさえながらも、熟慮の末に「手放した」元キャンディーズのランちゃんのコンサート。今年はなんと、野音でもやるというので早々にゲットしたものの、いろいろな状況を見ながら直前まで発券しなかったワシ。

そして当日、ついに出かけたのだけど、開演は夕方5時、終演はおそらく7時過ぎ、今もいちおう緊急事態であるため、飲食店のことを考えると…先に食ってしまう、つまり「夕方4時に吉野家で夜ゴハン」という結論に至ったのでした。

そして秋の日も暮れ始めた開演直前、雨はポツリポツリと降り始めたため、あとでガサガサやるのも迷惑だと思うのでカッパを着こみ、ついに「春一番」とともにランちゃん登場! するとなぜか雨も止みました。

ワシ、双眼鏡でお顔から背中から腰とかのラインまでじ~っと…(すんません)見たのですが、客席を埋めたおもに50代~60代とおもわれるワシら当時の「年下の男の子」がすっかりハゲたり白髪になっちゃっているというのに、当人は66歳とはとてもおもえず、40代前半ぐらいにしか見えません。声もよく出ているし、フリも昔のまま。ワシらとランちゃんとは時間の流れが違うところに生きているのか?「こんな不思議な出来事が あっていいのかと思う…」というのは今回も唄ってくれた「夏が来た!」の歌詞でしたね(この曲はキャンディーズでは珍しい男子目線の歌詞ですな~)。

「ハートのエースが出てこない」「アン・ドゥ・トロワ」本記事の画像のポーズのある「やさしい悪魔」などなどキャンディーズはいま聴いても名曲ぞろい。「暑中お見舞い申し上げます」の「♪ウウッ、ウン♥」のときには一瞬、一生懸命唄っているスーちゃんが脳裏によぎりました。「微笑みがえし」では「ここで3人の立ち位置がチェンジしたんだったな~」と、みんなおもってたんじゃないかな。

キャンディーズ時代だけでなく、歌手活動再開後の曲もなかなかよかったです。日もとっぷりと暮れた、最後の「家路」では公園の秋の虫たちがコーラスとして「参加」していました。


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