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圧巻は「風説ながれ旅」…今年の本当の紅白の大トリを、すでに見た気分! わし流 芸術の冬2022年末②「芸道60周年北島三郎 明治座ファイナルコンサート 千秋楽」明治座

特に大ファンというわけではないけれど、数十年にわたって常にテレビ等で親しんできたので、一度は生で聴いておきたかったサブちゃん。引退するわけではないのでしょうが、今回で一線を引くようなので、行ってきました。

が、最近の様子から考え、また、原田悠里、北山たけし等のファミリーとともにの出演のことから「おそらく唄うのは全体の三分の一程度であろう」と予想していましたが、サブちゃんの持ち歌、たとえば「兄弟仁義」を原田悠里が唄うなど、おおむね予想どおり。もちろんサブちゃんは座って唄っています。

しかしやはり後半はさすがに力が入って来て、クライマックスの「風説ながれ旅」はやはり座っての歌唱ではあるものの、紅白の大トリのように鬼気迫る熱唱でした。「そういえば太宰ゆかりの津軽は芦野公園に真冬に行ったときも雪がよされ、よされという感じで降ってたな…」なんて思い出したりもしました。とにかくやっぱし行ってよかった!

ところで今回、お客さんに杖をついている人が多いことも目立ちました。いろんなエンタメから足が遠のいているという高齢者、今回はサブちゃんだからこそこれだけの人が集まったのでしょう。となるとあの人たちも今回で観客として一線を引く、ということになっちゃうかもしれません。一人の優れた歌い手には多数のファンの人生が垣間見える…そんなことをふとおもいました。


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