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忘れないうちに覚書き…わし流 芸術の春2023イレギュラー「秋日和」BS松竹東急を見て気付いたこと2つ。あとサイレントからトーキー、モノクロからカラーと、2度にわたって大変革を乗り越えたのも凄いね!

何度も見ている「秋日和」、今回気付いたこと。
小津先生はシーンごとにメーンの色を変えている。
会社のシーンはスチール机やロッカーのような色。
恋が静かにゆっくりと始まるシーンはバラ色。
中年夫婦のお茶の間は落ちついた茶色系、といった具合。
メーンの色に合わせて小道具その他もその系統で合わせているのだ。

また、小津映画には日本家屋などのシーンが多いわけだが、人物の位置を障子や襖の枠に合わせて座らせている。なるほど、これだと役者にアドリブなんぞされては困るわけである。

いまやってる神奈川近代文学館…というよりは去年の川喜多映画記念館の「映画をデザインする」の展示を見た後に見ると、見方が違ってきますな。
いまの…というよりは他の監督にはここまではできないでしょう。
やっぱり世界一になる人は違う!

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