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Saucy Dog5thミニアルバム「レイジーサンデー」①

Saucy Dogが8月26日に5thミニアルバムレイジーサンデーをリリース。それと同日に、2021年2月5日にコロナ禍の中大成功を収めた日本武道館ライヴ「send for you」も発売。

 今回は、この二つの作品について何回かに分けてレビューしていこうと思います!まず今回は、「レイジーサンデー」の最初の3曲「なつやすみ」「シンデレラボーイ」「リスポーン」について話していこうと思います!!

1.なつやすみ

 この曲はアルバムのタイトル「レイジーサンデー」の感じをすごく表してる感じがしますよね。レイジーは訳すと「けだるい」とか「穏やかな」という意味があって、そんな雰囲気がこの曲にはとてもある気がします。
 Vo/Gtの石原慎也さん(以下慎ちゃん)はタイトルの通り夏感を出したくて、イントロのブォ〜って音は実際に扇風機をレコーディングで使用したそうです。そんなイントロ(歌い出しがむずい)から、誰もが経験したことのある夏休みの穏やかな風景と、その中に何処となくある気だるい感じ、が自然と頭をよぎります。本当に慎ちゃんの書く歌詞は繊細で情景が目に浮かんできます。
 そんな心地良いメロディから、気づいたらドキッとさせる歌詞をぶち込んでくる慎ちゃん

どうやって生きていくのか 死に方は選べ少年

 最初の歌詞や雰囲気から想像できなかった歌詞です。ダラッとしていた夏休みに、何かしなきゃとふと気づかせてくれる言葉。この言葉は慎ちゃんのお父さんがよく言っていた言葉を慎ちゃんなりに解釈した言葉だそうです。
最初の曲からいい曲すぎて全然次の曲に進めないですよね。笑
 もう秋の気配がしますが、この曲は休みの日に聴くにはぴったりな気がします。ちなみに、あいみょんはこの曲が一番好きらしいです。

2.シンデレラボーイ

 この曲は慎ちゃんが初めて女性目線で描いた曲です。とは言っても、全然、男たちにも刺さる曲ですよね、男性諸君。
 まず一言、これはやばい。名曲になります。
 まず、もうとりあえずこのMVを見て欲しいです。エグいです。慎ちゃん本人の恋愛経験と、友達によくされる恋愛相談、それらが合わさってこの生々しいけど共感してしまう名曲になってます。
 主人公の女性が、浮気をされて彼のことが大嫌いになったはずなのに、彼といると、彼を見ると一緒に居てしまう辛さがひしひしとこの曲と聞いていると伝わってきますよね。

嘘くらいせめてちゃんと次は上手につかなきゃね

と冷静に言いながらも

あたしの前だけで弱さを見せて 無邪気な顔で呼んでみて あなたの瞳独占させて 誰もみないでいて欲しかっただけ

 で、慎ちゃんの感情と歌詞が爆発していく感じがサウシー好きには堪らなく良い。
 その後の「死んで」もMVと合わせてきくと100倍良いんで、ここでもう一回MV見てきてくだい。笑

好きって言わんでよ 愛してもないのに

 ここで、慎ちゃんの感情MAXでかつ、方言にはやられましたね。そして、

気づかないふりをしてそのまま騙されてあげていたの

 浮気されているのに気付いていながらも、彼の元を離れられない彼女の気持ちを考えると胸が痛いです。だけど、これぞSaucy Dogというか、恋愛の辛さ、難しさ、もどかしさを代弁してくれるところが大好きです。
 この最後のフレーズはマカロニえんぴつのはっとりさんが一番ドキッとしたフレーズらしいですよ!
 マジで何回聞いても名曲ですねこれは。たった3分54秒の間にドラマ1本見せられた満足感というか、なんというか…また、MV見ようと思います。笑

3.リスポーン

 シンデレラボーイ→リスポーン→わけあって→‥とここから失恋ソングが続きます。「わけあって」も今回紹介しようと思ったのですが、リスポーンについて書き始めたら全然書き終わらなくてリスポーンだけにしようと思います!笑

 今回のミニアルバムはボーカルの石原慎也くんがコロナ禍で一人の時間が増えたこと、気持ちが沈んだことからこそできたアルバムでそれを象徴しているような曲がバンバン続きます。

僕はリスポーンが一番好きです。イントロ聴いた時点で「あ。これ好きだわ」ってなりました。多分聞いた方はなんとなく共感してくれると思います。笑

この曲は、初めてドラム・コーラスのせとゆいかさんがコーラスではなくボーカルとして歌った部分がある曲です。

それが、めっちゃ良いんですよ。ミニアルバムが出るたびボーナストラックとして、せとさん作詞作曲で歌ってる曲があります。4thミニアルバムの「テイクミー」の「寝ぐせ」とか、僕は一番好きなんですけど、で優しく包み込んでくれるような透き通る声でとても聴き心地良いです。

この曲はMVが見たいですね…また新しくMVが出るみたいなので期待ですが、このアルバム全曲神曲なのでどの曲のMVが出てもおかしくないですが、予想はリスポーンか東京ですね。

(追記:ノロノロこの記事を書いていたら「東京」のMVが出てしまいました!)

それはさておき

この曲(リスポーンね笑)は、男女のすれ違いがとても表されてると思うんです。

付き合ったから少し時間が経って、いわゆる倦怠期ってやつですね。誰かとつきあっていれば必ずある時期。相手が何を考えているのかわからなくて、勝手に自分の中で嫌な想像しちゃって勝手に疑心暗鬼になってしまう時期です。
多分この曲のカップルはもう別れてしまっているようです。

「疑うよりもっと愛してよ」 君の心に耳を傾けていられれば

絶対にこんなこと言っちゃダメだって、言ったらもっと状況悪化しちゃうって頭ではわかっているのになんで言ってしまうのでしょうか、こういう言葉を。僕はこういう経験あって共感しかないんです。
別れてから、

あそこで怒ったのは違ったかな 今更遅いけれど

Wake / Saucy Dog

って思うんです。笑
ぜひWakeも聴いてください。

でもほとんどの場合、こういう彼氏彼女とのすれ違いの原因ってどっちにもあるんですよね。どっちが悪いとかじゃなくて、大体二人とも気づかないうちに自分の思うように行かないのことに不満を覚えていて、一旦距離を置いて冷静に考えれば問題ないことがほとんどです。

不安も焦りだって僕のエゴの塊 "信じることが怖かった”なんて君に押しつけて壊したのは僕だったのに

まじでこの曲のサビの歌詞の破壊力やばいです。「エゴ」は利己主義のエゴイズムの略で、まぁ簡単に言えば自分の利益のために行動するやり方とか、その考え方って感じですかね。

それを踏まえると、自分が今感じている不安とか焦りは相手のせいじゃなくて、”僕”の自分勝手な考えの塊って感じですね。
痛いほどわかる。笑
なんで別れてからじゃないとこういうことは気づけないのでしょうか。泣

ラスサビ

押し付けるのが「愛」じゃなくて ちぎれないように引き寄せあえていたなら

本当に恋愛において大事な事を毎回サウシーに教えられてる気がします。良かれと思っての「愛」がいつの間にか押しつけにならないように、一回耳を傾けることはお付き合いするということにおいて必要なことだし忘れちゃいけないなと思った歌詞です。


こんな感じで男女のすれ違いがすごく表現されている曲でしたね。
最近別れてしまった人なんかにはとても響くと思うし、忘れられない人を思い出す曲にもなると思います。

リスポーンは本当にいい曲で、かつ痛いほどわかる失恋の後悔が綴ってあるので全国民に是非聞いてほしいですね。

この曲が好きなあまり長々とこの一曲だけの紹介となってしまいましたがここまで読んでくれた方とは、夜通し話せる気がします。笑

次の更新はもっと早くしたなと思いますのでその時はまた僕のサイト、ブログに読みに来てくれたら嬉しいです!

今回はここまで。全曲紹介するまで結構時間かかりそうだけど、時間かけて紹介する価値ありなアルバムなのでゆっくりでも紹介していきます!
 全曲しっかり紹介しながら、皆さんとサウシーの良さを共有できたらなと思います!SNSでの反応も待ってます!!!
ではここで、バイバイ!

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