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山田詠美の"guts"

 今日の毎日新聞、山田詠美『私のことだま漂流記』は、ギャルコミ『ギャルズライフ』で漫画を描いていた山田さんが、編集者のMと険悪になっていった話から。

 何でも山田さん、お払い箱になる最終回には数ページの描き直しが命じられた。「しかも、そうさせた原稿を自分で確認することすら放棄して、アルバイトに取りに来させ」、そのバイトの女の子にも馬鹿にされて笑われてしまった。

 "I hate his(her)guts"

「直訳すると、『あいつの腹わた、大っ嫌い』だが、その心根が生理的に許せない相手などに使う。」

 この腹わたのガッツは、ガッツがあるとかないとかのガッツらしいが、山田さんは、「体から出て来る曰く言いがたい感覚をガット・フィーリングと呼んだりする」と述べている。

 ガッツが腸だと言うので、わたしは侍のハラキリを思い出したのだった。

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