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キンコン西野さん講演会を聴いて

こんにちは。
今日は、先日聞いたキンコン西野さんのオンライン講演会〜学校では教えてくれない大切な「お金」の話〜を聴いたまとめをしてみます。
自分なりの考察も加えつつ。

お金の歴史も最初に話してくれた西野さん
が、ここでは割愛。
お金の歴史ってめちゃくちゃおもしろいのでもっと自分で調べなきゃなぁと頭の片隅においておく。
読書しよう。

さて、SNSが到来してはや10年。
今ってなにかイベントを開いたらイベントスタッフをやる(働く)券のほうが売れる時代。
それはなぜか?
結論から先に言うと、
それはネタになってフォロワーが増えるから。
つまり、世の中は影響力を買いに行ってる人が出始めたってこと。
そしてその影響力が報酬につながるってことが認知され始めたってこと。

だってみなさん、SNSフォロワー数増やしたいって思ってるでしょ?
それなんですよ。
フォロワー数増えると影響力が増す。
影響力が増すとインフルエンサーになれたりして稼げる。
だから、今の会社に対して魅力的に感じなくなってきてる。
(働き方に応じた給料を出す仕組みね)

最近の10-20代は社会貢献をしたがるんだそう。
ボランティア精神が豊富だからじゃない。
そう、ネタになるから。
今はお金よりも影響力のほうが圧倒的に有利だと
若い人ほどわかってるんんだよね。

これ、言い換えるとどういうことかわかる?

つまり、お金の価値が下がってるってこと。

9年前に提唱された評価経済からクラウドファンディングの時代に移行してきてる。

ところでみなさん、クラウドファンディングってご存知?
最近は安倍首相も発言したから知ってる人も多いかもね。
キンコン西野さんはまだ世間の人たちがクラウドファンディングを知らないときにはじめた人。(めちゃくちゃ叩かれてたよね)
キンコン西野さんは絵本「えんとつ町のプペル」を作るときに使ったんだけど、まずその作り方と届け方を説明してくれたよ。

キンコン西野さんて絵本を作り始めた当初は
一人で0.03mmのボールペンを使って描いてたって知ってる?
で、一人で描いてるときに「なんで一人で描いてるんだろう」って気づいたんだって。
だってさ、映画だったら風景とかキャラデザインとかプロデューサーとか細かく分業されてるでしょ?
でも、その時分業制を絵本でやってる人がいなかった。
なんでだろうって考えたらしいんだよね。

絵本が分業制にできない理由

絵本は5000-10000部でHitと言われるくらい市場が小さい。
要するに売れる部数が少なすぎて売上が見込めないんだよね。
売上が見込めないから絵本作家は一人で作るしかなくなる。
やっぱり、お金の問題、ってわけ。
なんだけど、お金の問題だったのにそれが当然のようになってしまって
絵本作家は一人で絵本を作るもの、みたいな固定概念ができちゃったみたい。(へんなはなしだよね)
絵本作家さんしかり映画監督しかり、
クリエイターの目的ってお客さんを感動させることだよね。
むしろそれさえできればいい。
だから本来は一人で作ろうが何十人で作ろうが関係ない。

そう考えたキンコン西野さんは
「えんとつ町のプペル」は40人で作って世界をひっくり返そうって思ったみたい。
思うことがすごいよね・・・!
でも、最初はお金がない状態。
そこでやったのが、スタッフ40人分のお金を資金調達したのが最初のクラウドファンディングってわけ。
当時2回で5600万集めたらしいよ!(日本中から叩かれて大変そうだったよね・・・)
ここで、ちょっと解説しておくね。

お金とは?
・お金=信用
・例:ホームレス小谷(ぐぐってみて!)
   1日を50円で売るなんでも屋,信用を稼いでる(=錬金術師),返報性の法則でご飯や飲み代をご馳走される,浅草花やしきでクラファン(結果2週間で250万),クラファン何度も成功
クラウドファンディングとは?
・信用をお金に変える両替機
・金のなる木ではない
・同じような企画でも集まる金額に大きく差が出る
・芸能人著名人でも集まらないことが殆ど

TVタレントってクラウドファンディング失敗することが大半。
それはビジネスモデルのせいなんだよね。
TVタレントは広告費からギャラが出ている。
その広告費はスポンサーが出している。
だから、そのスポンサーのすすめるものにはYESを言わなければならない。
よって、TVで嘘をつかないといけなくなる。
そして信用が下がる。
(グルメTV番組でまずい食べ物でも美味しいと言わなきゃいけないお仕事だもんね・・・)
こういうTVタレントは人気なのではなく認知タレントなので信用がないんだって。
そして、このうそはつきたくてついてるんじゃなくて環境によってつかされてる、とも西野さんは言ってたなぁ。

じゃぁ、アーティストはどうか?
アーティストは比較的クラウドファンディングでお金が集まりやすいみたい。
それはアーティストがダイレクト課金のビジネスモデルだから。
お客さんから直接何かを買ってもらってるから嘘つかなくていいんだよね。

この流れで、キンコン西野さんは
絵本を作ろう!って決めてまず最初にグルメTV番組に出るのをやめたってわけ。
逆算思考すぎるね!!
信用を獲りにいったってことだね。

ちなみにYoutubeを見てる方ならもしかしたら知ってるかもしれませんが
オリエンタルラジオの中田さんがTVの世界からYoutubeの世界に完全移行しましたね。
中田さんは昔TVでコメンテーターをやりながらも
自身のオンラインサロン運営をしていました。
でも、あまり人が集まらなかったそうです。
そこでキンコン西野さんに相談。
キンコン西野さんはこんなアドバイスをしたそうです。

TV番組に出て嘘をついているからだよ

TV番組に出ていると否が応でも嘘をつかされる環境になります。
それはお金の出どころがスポンサーからの広告費だから。
スポンサーのためならば
美味しくないご飯も美味しいといわねばなりません。
別に嘘を付きたいわけでもないのに嘘をつかされているのです。
それがわかった中田さんはその後TVの世界からフェードアウトし、
Youtubeの世界へ移行。
知名度も信用度も高いダイレクト課金の世界で戦っているわけです。
Youtubeで彼のチャンネルを見ている方ならわかると思いますが、
中田さんは企業案件を絶対に受けません。
(チャンネル内でも公言していらっしゃいます)
それは信用力を保つためなんですね。
影響力を得るためにフォロワー数だけ増やしても何の意味もありません。
きちんとファンを作って取り込まなければダイレクト課金の世界では生きていけませんからね。

ここで、世の中の会社はこれからどうしてらいいのか?について言及されます。
キンコン西野さんは「会社は社員に信用度を上げる取り組みをさせるほうが良い」と仰ってます。
とにかく、嘘をつかせちゃだめで、フォロワーの獲得は後回し、とにかく人にあって信用力を高めてファンを獲得するのだと!

これが出来ているのが、キンコン西野さんのオンラインサロンでよく取り上げられる表参道の美容院「NORA」さんです。
NORAさんはコロナ禍において美容院に顧客が行けない状態でも下記のような戦略で売上を飛躍的に伸ばしました。
・カットカラーの前売り券
・カラーのギフト券
等をクラウドファンディングで販売したのです。
でも一朝一夕でこれをやっても普通はうまくいきません。
NORAさんはコロナ前からオンラインサロンの中でしっかり信頼を形成し、ファン作りをしていたのです。
例えば、オンラインサロン飲み会で美容室という場所を貸したり
その際に接客したり。
別に頼まれてもいないのにオンラインサロンメンバーに対して
率先して色々してくれていたのですね。

お金の増やし方

キンコン西野さんは続いてお金の増やし方についても提言しています。
お金のルールはとてもシンプルで
1.うまく使うと増える
2.下手に使うと減る
3.使わないとちょっと減る(貯金)
です。
1.2はわかりますが3はえ?って思いません?
貯金してたら減るわけ無いじゃん!っていう・・・。
そう、普通はそうなんですが、お金の相対的な価値はどんどん下がっていくので貯金しているとちょっとずつ目減りするよって話ですね。
なので、こどもにお金のことを学んでもらうには毎月500円渡して増やしてみさせるのがいいみたいですね。
頭使って増やす方法を考えさせるってことです。
次、1のうまく使うと増えるっていうのはなんとなくイメージつきますね。きっと。
投資もそうだし、自分で学んで知識をつけて新しいことに挑戦して増やすことですね。
2は簡単に言うと消費・浪費ですね。

シナジーマップを書く

お金を増やすにはまず自分のことを俯瞰してみる必要があります。
そのためにシナジーマップを描いてみるのが良いそうです。
シナジーマップの話はキンコン西野さんがnoteにかかれている内容が良さそうだったので一度読んでみてください。

多分誰の説明よりも一番わかり易いと思います。
で、上記noteを読んだ上で簡潔にまとめますと
矢印が伸びていないプロジェクトは捨てて自分の時間を最大限使って収益を最大化させるってことですね。
時間は有限なので何をやるかよりも何を捨てるかのほうが大事ってことですね。

まとめ

オンライン講演会の内容をまとめます。
1.お金を学ばせない理由は国民をうっすら貧乏にするほうが国にとって都合がいい
2.お金の価値は下がっている、でも影響力があればお金は作れる
3.評価経済から信用経済に移行した
4.顧客じゃなくてファンを作ることが大事(むしろファンがいないと死ぬ)
5.お金のルールを知ってうまく使うことが大事(じゃないと増えない)
6.シナジーマップ(3ヶ月に1回更新)を描いて収益MAXのキャッシュポイントを探す

以上です!
今日は先日聴いたキンコン西野さんのオンライン講演会の内容を復習がてらまとめてみました。

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