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ざっかん

JK合宿4泊5日が終わって。
バタバタと慌ただしい日々だったが、すごく楽しかった。なぜなら、いつもみんなが笑顔だったことで、家の中にいい空気が流れていたからだ。

2日目の夕方、「あっ。ヤバイ。しまった!という声がして、振り返ってみると、洗濯物のポケットから何やら紙を引っ張り出している彼女がいた。ティッシュか何かを入れっぱなしにしていたのかと思って「どうした?」と聞いたら、「新幹線のチケットを洗っちゃいました」と笑っている。え!?それはマズいんじゃない? すぐにJRに電話させると、「印字が消えてなかったら、乗れる可能性は大」ということだった。ホッとした。

4日目の朝、彼女は「メイクして来る」と言ったきり、1時間くらい部屋から出てこない。「どうした?大丈夫かな?」とムスメに聞いたら、「大丈夫。コスプレ中だから」と言う。なんと、TRPGの世界観に合わせて、コスプレをしていたのだった。ウィッグを被り、化粧をし、衣装も持ち込んでいた。あの大荷物は、ただの着替えだけじゃなかったんだ。面白いね。

ムスメの交友関係を間近で見られることも面白かった。微妙な力関係があったり、幼なじみだからこその遠慮ないものの言い方があったり、とにかく家族の中では見られないムスメの言動が興味深かった。男子が混ざることで、何か変化があるのだろうかと思ったら、全くなかった。女子も男子も、何にも意識なく、フラットな感じで狭いソファに並んで座っていた。楽しそうだった。

5日目、全員が解散したあと「ああ面白かったなあ。正直、ちょっと疲れたけど」と、思っていたところに、わたしの友人に会った。彼女はこの1週間の経緯を知っている。そしてちょっと疲れた顔のわたしを見て、開口一番「他の子まで泊める必要ないと思うけど?」と言った。そこには、わたしの体調を心配してのことだという空気も感じられたが、一方で否定されたとも思った。だから「毎晩、全員が泊まったわけじゃなくて、一晩だけ女の子が全員泊まって、あとは1人とか2人とかだったよ」と説明した。「食費なんかはどうしたの?全部あなたが出したの?」と聞かれて、「いや、外食とか、自分たちで使うお金はそれぞれに出してもらったし、わが家では特別なおもてなし料理とかも作っていないので、そこまでの負担じゃなかったよ」と答えたら、「そう、ならいいわね」と言われた。「それに、それぞれのお家から差し入れももらったし」と付け加えると「まあね、普通そうするよね」と言う。「それにしたって、あなたえらいわ。わたしには無理。泊めても一泊だわね」と笑った。

不思議だなあ、と思う。なんでわたしの行動をジャッジしようとするのか。

遠方からムスメの友人が来る。交通費は万の単位だ。オットは「そんだけの交通費をかけて来るんだし、3年ぶりに会うわけだし、せっかくだから長めに泊まってもらえばいい。こっちのみんなともゆっくり遊びたいだろうから、4〜5泊してもいいんじゃない?」と言った。わたしもそう思った。そして実際、5日間はあっという間に終わってしまった。みんな笑顔だった。それでいいじゃん?

人のために費やす時間やお金を「無駄」と考える人もいるだろうけど、わたしにとっては、今回のJK合宿は面白いイベントだったなあ。疲労や出費も伴ったけど、面白かった。なにより、noteのネタにもなったし。ね。


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