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へんこう
5年前の誕生日祝いに買ってもらったiphoneを今日、機種変更した。新しいiphoneは128Gだ。前のは16Gだから、えらい出世だ。さあ、どんだけでも動画を見たり、音楽をダウンロードしたり、時刻表調べができる。写真だって、クラウドから下せなくなったりしないし、動画だって撮れるぞ。
おとといの「復元できない。死んだ」と絶望的なくだりはどうぞ忘れてください。お騒がせしました。許して。ごめんなさい。平謝り。
さて、ヘッダーの写真は、わたしの前の個体から全てのデータを消去し、初期化をする様子である。なんだかちょっとお葬式感があった。「それでは、こちらを初期化して、お引き取りします。『すべてのコンテンツと設定を消去』のところをタップしてください」と言われて、火葬場の炉にスイッチを入れるよう促されるのは、こんな感じなんだろうなと思った。
火葬は骨が残るが、iphoneのデータはすべて消える。さようなら、わたしの思い出、と思ってしんみりしたけれど、「クラウドにバックアップしてありますので」と言われて、それよりも何よりも、新しい方のiphoneに全部が移行しているので、「復活じゃん」と思った。
ミイラにして残したい人たちの時代から考えると、えらい進歩だ。肉体こそ残らなくても、写真や動画で故人の生前の姿を残すことはできる。逆に、そんな科学的な技術がなくても、なんとか残そうとしてきたのだから、それはそれですごいことだ。
話がどんどん脱線していくので、今日はここまで。お読みいただきまして、ありがとうございました。
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