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DREAM

10月1日が来た。inktober2023の幕開けである。今日のお題は「DREAM」。

毎晩、夢を見る。まだ独身の頃、夢日記を書いていた。目が覚めてすぐにメモをとっていたので、割と克明な描写ができた。しかし、子どもが生まれてからというもの、目が覚めてからすぐにメモを取るような時間はない。なんとなく覚えていた夢も、午前中の用事がひと段落する頃にはもう、ドライアイスのように、跡形もなく消えている。

しかし、夢の中で走っても走っても、前に進まないのはなぜなんだろう。思うように足が前に出ない。地面を蹴っても進まない。同じように、空を飛んでも、すぐに地面スレスレになる。なぜなんだろうか。

夢の「なぜ」はいろいろあって、行ったことのない場所の夢を見たり、初めて行った場所で「あ、これは夢で見た」と思ったりするのはなぜなんだろう。場所だけではない。「ん?これは夢で見たのと同じだ」と思う場面があるのはなぜだろう。

夢の中に出てくるのは、見たことのある人だけ、という記事を何かで読んだ。本当にそうだろうか。先日、震え上がるほどに怖い夢を見た。詳細は忘れたのだが、最後に見知らぬおじさんがニヤリ、と笑って「覚えているからな」と言った。いや、忘れて。わたしのことなんか覚えてなくていいから!と強く願った。あの人は見たことのない顔だったが、気付かぬうちにどこかで一度見たことがあったのだろうか。

さて、インクトーバー、今年も描き続けることができるだろうか。

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