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VESSEL

inktober 3日目。お題はVESSELだ。辞書を引くと、「器としての人」とか、「入れ物、碗、杯」とか「血管」とか「大型船舶」とか、いろんな意味があるようだ。

「器としての人」つまり、人のことを「器の大きさ」と評することがあるが、まさに人は容器だと思う。

感情も知識もなんやかんやが雑多に詰め込まれたうつわ。思考も想像も生まれては消えていくようで、実は記憶として蓄積されている。ぎゅうぎゅうに詰め込まれていた方が良いわけでもなさそうだ。その器は、いっぱいいっぱいになってしまうと、収めるべきものが入る余裕がないということで「小さい」と評される。かと言って、スカスカだと「物足りない」と言われてしまう。

生まれてきた時、その器はどれくらいのサイズで、どれくらいの伸縮力があって、どれくらいの容量を増やすことができるんだろう。人生を終える時、どれくらいの量が入っているのだろう。

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