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FANCY

ファンシーといえば、キラキラでパステル調のドリーミーな世界だと思っていた。それは日本だけで、アメリカでは『高級でおしゃれな』ことらしい。しかし、イギリスではまた意味が違って、『(過度に)装飾された』ことだという。「ファンシードレスで来てください」と言われたら、日本ではいわゆるカワイイ(子どもっぽさを含む)ドレスであり、アメリカではちゃんとしたパーティに着ていく高級なドレス、そしてイギリスではコスプレになってしまうのだとか。

さて、絵を描くに当たって、わたしが「ファンシー」で思い浮かべたのは、刑事モース オックスフォード事件簿の登場人物。モースの部下、新米刑事のジョージ・ファンシーだ。名前のスペルが違うかもしれないが、音だけで思いついた。彼は若く、生意気なポンコツ部下に見えたが、仕事熱心で正義感が強く、それゆえに悲劇に巻き込まれる男だ。

思えばこれまで、落書きでさえ、ただの一度も外国人を描いたことがなかった。彫りが深すぎて、顔の骨格が全く分析できない。違いすぎる。いかにアジア系が平べったい顔民族なのかよくわかったし、アジア系の顔を描き慣れているせいで、対象をよく見ていないことがあることもわかった。

奥が深いことよ。inktober。

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