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BOOGER

インクトーバー2022 23日目 お題は『鼻くそ』

鼻くそ、という単語が英語にあるのが意外だったが、まあ人間の機能として老廃物を排出するのは皆同じだろうから、海外の人にも鼻くそはあるだろう。

目くそ鼻くそを笑う、というが、五十歩百歩とかどんぐりの背比べということわざがあるので、「比較対象にそこまでの差異がない」という表現はもうそれでいいじゃないか、という話にはならなかったのだろうか。

いや待て、ここで大事なのは「笑う」だな。「五十歩百歩」と「どんぐりの背比べ」には、当人たちは頑張っているかもしれないけどそこまでの差はないよという第三者からの全体に対しての「笑い」が含まれているように感じる。一方で、「目くそ鼻くそを笑う」では、第三者から笑われているのは「目くそ」の方である。むしろ「君たち同類なんだよ」という意味が含まれているわけだから、鼻くそは目くそからも笑われ、第三者からも笑われるというダブル打撃。なんも悪いことしてないのに。ただ、自分の仕事を全うする鼻くその立場が気の毒すぎる。

いやしかし、鼻くそは鼻くそで、そんなことには全く我関せずで、飄々と我が道を行くような存在なのかもしれない。



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