暑いので

なにか冷たいものが食べたい。そう思ってLINEニュースを見ていると、かき氷の記事があった。不動の人気はいちご味だが、35℃を超えるとレモンなど酸味のある味が売れるようになるそうだ。ここ数年、韓国や台湾のかき氷が流行っているとも聞いた。氷はふわっふわで、フルーツやナッツ、きな粉など、トッピングもいろいろらしい。一皿1,500円以上もするお店に行列ができる人気ぶりだそうだ。一皿の料理やスイーツのように、彩りも美しく、インスタ映えもしそうだ。美味しそうだし試してはみたいが、並ぶのは苦手。

この暑いのに並んで待つ人たちの精神力に感服する。並んで待った後のひんやりタイムが格別なのだろうが、並んでいる間に脱水症状とか熱中症とか、危機に瀕するかもしれない。かといって、涼しいところで並んで、食べるときに体が冷え切っていては、氷の醍醐味は体感できない気もする。悩ましいところだ。

そもそも、冷えは大敵。万病のもとだから、体を冷やしすぎないようにしてください、と病院や鍼灸院で言われる。でも、この暑さだ。そんなこと言ってられるかあ、と今日も冷凍庫の引き出しをバーンと開ける。かき氷はないが、スーパーで買った安いアイスバーが入っている。「白くま」だ。でもメロン味なので、うっすらグリーン。これでは白くまとは言えない。そんなことを考えながら、うだる午後を切り抜ける。平和だ。