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ずれてる

ムスメの夏休みは今日までだ。明日から新学期。問題は宿題である。

お盆休みの前に「18日までに完了していたら、19日はパフェを食べに行こう」と誘っていたので、16日あたりからボチボチと取りかかり始めた。(この時点で遅すぎるのではあるが)

国語だ数学だ英語だとワーワー言いながら片付けておったのだが、「レポート」という最も大きな宿題をほったらかしにしておいたらしい。プリントをよく読みもしないで放置していたので、レポートするための体験学習を全くやっていなかった。オープンキャンパスに参加するか、ボランティア活動をやるか、講演会を聞きにいくか、などを体験して、その結果をまとめるレポートだ。

「徳川家康と歴代将軍展」を博物館に見に行ったので、それを書けば?と言ったら、わかった、と書き始めた。しかし、全てが書き上がってから、わたしが課題のプリントを見たら、全く端にも棒にもかからない内容だった。

課題の主旨からズレている。そもそも、自分と社会との関わりを知るための体験をし、これからの進路にどう活かすか、という主旨である。それなのに、ムスメが書いているのは「全然歴史を知らない私ですが、国宝や重要文化財を山のように見るなんてこと、そうそうないと思ったから行きました」という、まるで小学生の遠足の作文だった。

あかんよ。いや、彼女の感想文は微笑ましい内容だった。でもそれは、お友だちに対して、いかにこの展覧会が面白かったのかを紹介するような文体で、「すっごく楽しめました」「天下人と呼ばれた人でも目が悪くなったりしたんだなあって思いました」って、小学生でも書かんわ。

これ、提出するんかい?と聞いたら、「仕方ないじゃん」と言うので、わたしは「恥かいてこい」と背中を押すしかない。(遠い目)

当然ながら、パフェを食べに行けるような時間には終了せず。全くもって、夏休み最終日は、小学1年生の頃から変わらない。

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