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ないない

わたしごときが、K-POP沼にハマっている、と言うのもおこがましいが。なんと、夢にまで見てしまった。NIKIくん、JAYくん、わたしの夢に出てくれてありがとう、恐縮です。

ムスメと2人で裏道を歩いていたら、スタジオの出入り口でKPOPアイドルらしき姿をちらっと見かけた。ありゃ、これはもしかして、と思ったら、階段の踊り場にJAYがいた。ディレクターズチェアを置いて座っている。

握手とサインを頼む。なぜか薄暗くて、文字がうまく書けないらしい。表に出たら大きく書けるから、と表に一緒に出る。わずかな時間だが並んで歩く。なんの話をしたらいいか分からず、あわあわしてしまう。NIKIによろしくと言う。わたしはお母さんくらいの年齢だから、息子のような気持ちで応援しています、と臆面もなく言う。人のいいJAYは、「おお、そうですか、彼はいい子です」と答える。
ストリートに出ると、そこは釜山の路地裏のようで、ぬるい空気の夕暮れ、外に出されたテーブルを囲む若者たち。その中心にNIKIがいた。

オレンジとピンクの中間みたいな髪の色で、高校生の顔で座っている。たくさんの人に囲まれていて、わたしもサインと握手をしてもらうために並ぶ。
ムスメがNIKIに駄菓子を渡そうとしている。わたしはそれはどうかなと思っているが、ムスメは構わずにメッセージを書いている。小学生みたいな筆圧と文字で、少し恥ずかしい。
いよいよわたしたちの番が来た。緊張しているのに、それを隠そうと、わざと世間話みたいに、体調どう?とか、話す。「おー、いいですよ。ちょっと疲れてますけど」と彼は答える。握手をしてもらおうと手を伸ばしたところで目が覚めた。

現実にはそんなこと起こり得ない。図々しいにも程があるけれども、なんだか得をしたなあという気分が、今日1日を楽しくさせる。少し寿命が伸びたかもしれない。

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