幸せ恐怖症
幸せであればあるほど寂しい
心から何かが溢れてしまうくらい幸せだなと思う時が増えました。
人から優しく大切にされたり、仕事で達成感があったり
子どもたちの成長を感じたり、楽しい話で大笑いしたり。
普通なら「幸せだな、嬉しいな」で終わることでしょう。
しかし、私は心が満たされると、とてつもない寂しさと恐怖感に襲われます。
この幸せは一時的なものなんだ、とか。
ひとつ良いことがあると、その後にもうひとつ悪いことが起きる。
私なんかが幸せになったらバチが当たるんじゃないかとか。
どうやらそんな気持ちに陥ることを【幸せ恐怖症】というらしいです。
ちなみに、今日もとても楽しくて幸せな一日で。
帰り道から焦燥感ととてつもない孤独感でいっぱいでした。
夜、歯磨きの時に歯に詰め物が取れてがっかりしたあと
「幸せのあとの不幸なできごとがあって良かった。このくらいで済んで良かった。」と安堵してしまったのです。
幸せ恐怖症って何?
幸せになることに対して強い恐怖や抵抗を感じる心理のこと。
表面上は幸せを望みながらも、潜在意識ではそれを恐れている。
幸せになることに対して強い罪悪感を抱く。
あぁ、まさにこんな感じ。
原因は人それぞれだけど、私にぴったり当てはまるものがありました。
それは
家庭環境になんらかの問題を抱えている ということ
なかでも母親との関係が複雑である人が多い。
不幸な母親よりも自分が幸せになるなんていう親不孝は許されない。
自我が形成される過程で常に否定されたり、放置されることによって、適切な自己肯定感を育めなかったことに大きな原因があるようです。
自分自身のことを価値ある存在と思えないから、いざ幸せを手にできるという場面で居心地の悪さを感じてしまう。その結果、幸せから逃げ続けることになる。
40を過ぎるまで親子関係は良好だと思っていたけど、3年前に崩壊してしまいました。親から捨てられたような気持ちになったし、親を捨ててしまったような罪悪感が常につきまとっています。
長くなるので、詳しくはまた別の機会に記そうと思います。
今、私に幸せを与えてくれる人たちのためにも、幸せから逃げたくないな。
少しずつ、この気持ちから脱する術を見つけていきたいです。