笑うことに助けられる

今日は健康診断に行ってきました。

身体計測や採血、心電図、胸部X線などと、オプションで胃カメラと脳MRI・MRAをしてきました。

採血や心電図などは問題なかったのですが、胃カメラ脳MRI・MRAはちょっと大変でした。

胃カメラは、以前までは口からカメラを入れていたのですが、今回は初めて鼻からカメラを入れました。麻酔のゼリーを使っているとはいえ、思った以上にしんどかったです。

胃カメラの後は、カメラを入れた鼻孔に綿を詰めました。マスクもして片鼻に綿を詰めてるので、呼吸がしづらくなりました。

その状態で、脳MRI・MRAをしました。

脳MRI・MRAは約40分かかります。頭部は固定されて、仰向けに寝たまま、40分間は動いてはいけません。

横になっているだけの話なのですが、「40分間動いてはいけない」というルールができた途端に動けないことが辛く感じてきました。

それと、わたしは顔に被せるカバーが苦手です。目の前がカバーで覆われてしまい、目を開けると圧迫感があるからです。

閉所が怖いわけではなかったのですが、動きも制限されている中で、顔にカバーを被せると、落ち着かない感じになりました。

そして今回は、片鼻に綿を詰めてマスクをしていて、呼吸がしづらかったので、余計につらい感じになりました。

「何とかなるかな」と検査が始まったのですが、機械の動く音が聞こえだしてから、わたしの鼓動が速くなってきました。

「このままの状態では、40分も耐えれそうにない」と思いはじめてきて、手に持った緊急用のコールボタンを押そうかと迷いました。

その時に何気なしにマスクの下でハハハと小声で笑いました。すると、少しずつ気持ちが楽になってきました。

いろんな動きが制限されているなかで、笑うことは自由でした。そう思った瞬間に気持ちが軽くなりました。

マスクの下で声を出さずに、口の形だけでたくさん笑いました。脳内でセロトニンなどが出てたのだと思います。

段々と落ち着いてきて、気がつけば検査は終了しました。笑うことに助けられて、検査も無事に終わって良かったです。

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