笑うことを実践してみて
わたしが病棟に出勤すると、患者さんのAさんはわたしの顔を見るなり、いつも手拍子をしてきます。
パチパチパチパチ の手拍子ではなく…
1・2♪ 1・2・3♪ のリズムの拍手です。
Aさんは手拍子に合わせて「ホッ ホッ♪ ハハハ♪」と声を出します。
わたしも、Aさんと向かい合って、同じ手拍子をはじめます。
ホッ ホッ ♪ ハハハ ♪
ホッ ホッ ♪ ハハハ ♪
ホッ ホッ ♪ ハハハ ♪
イエ~イ ! あはははは ♬
イエ~イ ! のタイミングで万歳をしてから、Aさんもわたしも笑います。
その後は、笑顔のまま会話をしています。
わたしが出勤して Aさんと会ったばかりの場面で、特に笑う理由はありません。二人とも理由はなくても笑っています。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるを Aさんもわたしも実践しているのです。
わたしがAさんに「朝以外は、(笑いヨガは)どうしているのですか?」と聞いてみたら、Aさんは「昼間にも、Bさん(同室の患者さん)とやってるんですよ♪」と笑っていました。
患者さんが笑いヨガを実践することで、自分自身で気持ちの調子を整えることは嬉しいことです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?