二年半目の心境

わたしが二年半前に笑いヨガのリーダー養成講座に参加したときに、「笑いヨガと私」のストーリーを書いてみましょうというレポートの課題がありました.

そのときに書いたレポートの内容です。

 わたしは精神科病院で看護師をしています。病院では日々うつ病など、ストレスの多い人たちが入院しています。わたしは他者に対して話を聴いたり、共に何かをしていくことは楽しくて、仕事にやりがいがありました。
 しかし、数年前より看護師長になってから大変です。患者さんのことだけなら楽しかった仕事も、管理的な内容が増えてくると、仕事が楽しくなくなり億劫なものになってきました。わたしは病棟で起こったトラブルはすべて自分のせいという思い込みがあり、2週間連続で出勤したり、夜中まで残業をすることはざらでした。夜見る夢も、仕事の夢しか見なくなりました。疲弊を感じながらも、抑うつ状態とギリギリの中で、自分や他者のストレスに対して向き合ってきました。このままではいけないと、いろんなストレス発散法を勉強してきましたが、その方法が習慣化するまでには、時間や準備がかかることが課題であり、どれも定着はしませんでした。その頃、すでに認知症ケアや家族会の活動の中で笑いヨガとは出会ってはいたのですが、恥ずかしくてできないという思いがあり疎遠でした。
 最近になって、何かの動画で笑顔の大切さを学ぶことがあり、特別な時間や場所、道具がなくてもできる笑いへの関心は日々高まっていきました。わたしの周りのひとは「できないよ」「無理に笑うなんて」と、笑いヨガに興味を持っていません。ストレス発散の苦手なひとこそ、笑いヨガが必要な気がします。きっと笑いヨガに対する誤解が生じているのでしょうが、わたしにはその誤解をとけるような説明はできません。そこで、笑いヨガを学ぼうと思いました。

以上がレポートの内容です。

養成講座以来に、このレポートを読んでみて「こんな想いをもって、笑いヨガをはじめたんだなぁ」と懐かしくなりました。

二年半までは、日々ストレスがたまっていたわたしも、いまは日々 笑いヨガを実践して、笑いの恩恵を受けています。

ストレスがなくなったわけではありません。笑うことでストレスを軽くできるようになってきたのです

周りのひとたちにも、笑いヨガの楽しさと大切さを伝えています。

この二年半で、レポートに書いている動機を少しでも満たせてきたのかなと思うと嬉しいです。

また何年かしたら、レポートを読み返してみたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?