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モノ好きな読書

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読書レビューやらいろいろ。マニアックな本の読み方をしています。
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記事一覧

【057】なぜ大人は時間があっという間に過ぎるのか?

本当に大人ほど時間が早く感じるの?今から一年前の日付である7月8日は、安倍元首相が襲撃され…

【009】「私的・殿堂入り本」だけで埋め尽くされている本棚は最高

本はすぐ溜まってしまうので、書棚にはいる冊数だけ手元に残して、残りは人にあげたり、処分す…

【054】自己承認欲求の奴隷にならないための「欲望の見つけ方」ルーク・バージス著

哲学者ルネ・ジラールの "模倣的欲求 "の理論によれば、私たちのさまざまな欲望は、自らの内面…

【053】読書のすすめ:書籍は生き物。その価値は自分の成長と共に大きくなる

書籍の価値は人によって異なります。同じ本でも、読者の知識や理解力によって、感じ方はまった…

【045】「ゾウの時間ネズミの時間」と「イノベーションのジレンマ」

1992 年に書かれた「ゾウの時間 ネズミの時間」という、個人的にはエンターテインメントにカテ…

【020】ぼーっとしてたら、外部刺激に反応するだけで一生が終わってしまうかもよ「終…

私の大好きな「終末のフール」by 伊坂幸太郎の感想です。 「終末のフール」を読んでいない人に…

【038】シンギュラリティと種の保存と性欲と

読書の秋なので、好きな二冊の本の感想と妄想を走らせてみます。 ヨルゲン・ランダース著の「2025」は、私が最も影響を受けた本のなかの一冊です。これは2012年に出版されたもので、客観的データによるシミュレーション結果と各領域の専門家の見識に基づいて描かれた未来予測が描かれているのですが、著者の目的はその悲観的な未来を提示することではなく、それによってポジティブな行動を奨励することです。現代のSDGsのムーブメントに通じるものと言えます。 同著で予測されている悲観シナリオ、