- 運営しているクリエイター
記事一覧
【045】「ゾウの時間ネズミの時間」と「イノベーションのジレンマ」
1992 年に書かれた「ゾウの時間 ネズミの時間」という、個人的にはエンターテインメントにカテゴライズしたい面白い生物学の本があります。
出版当時にこの本を読んで、勝手ながら世の中の仕組の一部が理解できたような気持ちになったことを覚えています。が、実際に理解できたというのは気のせいで、読むたびに新たな発見のある深い一冊なのです。ゆえにこの本は私の殿堂入りの一冊でもあります。
ざっと概要をまとめ
【009】「私的・殿堂入り本」だけで埋め尽くされている本棚は最高
本はすぐ溜まってしまうので、書棚にはいる冊数だけ手元に残して、残りは人にあげたり、処分することにしています。新しい一冊を追加したい場合は、どれかを一冊捨てなければならないので、常に本棚を埋め尽くしているのは「私的・殿堂入り本」ということになります。
ちなみに、捨ててしまった本をもう一度読みたいと思った際には、買えば手にはいるので、捨てる時はあまり躊躇していません。そして2回同じ本を買うことも結構
【038】シンギュラリティと種の保存と性欲と
読書の秋なので、好きな二冊の本の感想と妄想を走らせてみます。
ヨルゲン・ランダース著の「2025」は、私が最も影響を受けた本のなかの一冊です。これは2012年に出版されたもので、客観的データによるシミュレーション結果と各領域の専門家の見識に基づいて描かれた未来予測が描かれているのですが、著者の目的はその悲観的な未来を提示することではなく、それによってポジティブな行動を奨励することです。現代のSD