【無料】11/8~11/10東京備忘録②11/9
東京滞在2日目。
この日もなかなか濃い一日でした。
前日ほどメモもしてないし、内容薄いかもですが、それはごペンなさい。
鳥展
滞在は帰りのことを考えて、成田へのアクセスがよい上野でした。
上野公園では興味あるイベント盛りだくさん。
国立科学博物館で開催されていた特別展「鳥展」に行ってきました。
ペン活(ペンギン活動)です。
5番目くらいには並んでいたのですが、コインロッカーに荷物を預けている間に後ろに笑
鳥の全てが集まっているけれど、もちろんペンギン
とりあえず出てくるペンギンは全て写真を撮りました(たぶん)。
まずはフンボルトペンギンの骨格標本が出てきて、ペンギンがずっと中腰なのを確認。
オウサマペンギンの上腕骨、フンボルトペンギンのフリッパー、ペンギン目は18種類、ペンギンの声・・・ペンギン大集合までにそんな感じで展示されていました。
「ファーストペンギン」
少し前から「ファーストペンギン」という言葉が使われ始めました。その「ファーストペンギン」について書かれていたのにとても共感しました。
美化しすぎなのよ。
「リスクのある新分野に最初に挑戦する人」として賞賛されていますが、実際は・・・。
なんと書かれているかは実際に展示をご覧ください。
「飛べないペンギン」という表現が嫌い
これはずっと言っているのですが、絵本で出てくるペンギンって「飛べなくてかわいそう」みたいなところから始まるものがかなりあります。
最終的には海を飛べるとかで他の分野で活躍できるんだよってのが結構多いのですが、鳥=飛ぶ、ペンギンは飛べなくてかわいそう・・・っていうのが好きではありません。
きっとペンギンは最初から飛びたいなんて思っていない。
それでいうと、『とびません。』は大好きです。
『とびません。』作:大塚健太 絵:柴田ケイコ パイ インターナショナル
これは最初から「とびません。」と宣言をしているわけです。
「とべません」ではなくて。
なんて潔いのでしょうか。
私は「とびません。」を目指しています。
いらっしゃったペンギンは11種
すっかり脱線?してしまいましたが、ペンギン大集合にはオウサマペンギン(成鳥、ヒナ)、コウテイペンギン(成鳥、ヒナ)、アデリーペンギン、ジェンツーペンギン、コガタペンギン、マカロニペンギン、マゼランペンギン、イワトビペンギン(南)、フンボルトペンギン、ケープペンギン、ヒゲペンギンの11種の剥製さんがいらっしゃいました。
あとオオウミガラスの模型と笑
他の鳥展示はザーッと見て。
写真を撮ったのはガラパゴスで見た、グンカンドリとハシビロコウ。
とにかく鳥でした。
もちろんショップでぺもの(ペンギングッズのこと)を購入し、満喫した鳥展でした。
#鶏天じゃないよ
国際こども図書館
上野公園では、上野動物園もあるし、はにわ展もモネ展もやってて、「見たい!」がいっぱいあったのですが、国際こども図書館にしました。
国際アンデルセン賞受賞作家・画家展が開催されていたのです。
絵本の授業で取り上げる予定
現在、高校で担当している絵本授業で、明日(11/12)、国際アンデルセン賞を取り上げます。
ちょうどタイムリーに受賞作家や作品を見てきたので、これは良いなと思って。
旭川在住の絵本作家あべ弘士さんが国内の推薦に選ばれたというビックニュースもありましたしね。
調べたものがいっぱいあったし、調べきれなかったものもあり、学びが深まりました。
冊子もあったので、生徒の分もいただいてきて。
良い絵本を知る、手渡す
絵本を手渡す者としてよい絵本を知らなければならない。
国際アンデルセン賞は「子どものノーベル賞」と言われるくらいなので、ピッタリだなぁと思います。
最近よく思うのは、子どもが勝手に手に取る絵本はほっておけばいい。
それこそヨシタケシンスケさんや鈴木のりたけさん、「パンどろぼう」シリーズの柴田ケイコさんなんかは勝手に手に取るんです。
私の立場としては、子どもたち(大人も)手に取りにくい良い絵本を手渡していくのが使命だと思っています。
だから、選書は一生懸命やらないといけないし、まだまだ絵本力が足りないので学び続けなければならないのです。
ゆっくりじっくり、のんびりしたかったのですが、この後は板橋区立美術館で講演会を申し込んでいたので、遅れるわけにはいかないと早めに移動することにしました。
板橋区立美術館
レオ・レオーニと仲間たち
こちらの展示初日でした。
14時から特別講演会「レオ・レオーニの孫と生まれて」と題して、レオのお孫さんのアニー・レオーニさんのお話があったのです。
こちらに申し込んでいました。
もちろん講演会の前に展示を堪能。
レオ・レオーニはもちろん『スイミー』とか『フレデリック』とか有名な絵本がたくさんあるのは知っていましたが、こういう展示に来ると人生そのものが知れるので楽しいです。
特に一番の注目はもちろん『あおくんときいろちゃん』でした。
お孫さんにせがまれて、この絵本が誕生したと書かれていたのが印象的だったので。
そのお孫さんのお話を聴けるなんて。
『あおくんときいろちゃん』
お孫さんのアニーさんのお話にも展示にもありましたが、『あおくんときいろちゃん』はもっと深い意味が込められているということを知りました。
その前のエピソード、そこから生まれたであろう絵本。
レオの願いが込められているのだと感心しました。
それはぜひ実際に出向いて見ていただきたいところです。
身内なのに冷静、客観的
お孫さんというだけあって、「おじいちゃ~ん!」って感じなのかと思ったのです(どんな感じやねん)が、アニーさんはとても冷静な方でした。
レオの作品などを管理、展示などのお仕事をされているそうです。
元々は建築関係だったとか。
隣で通訳の方がいらっしゃるのですが、アニーさんの英語を聞いて笑っておられる方も会場には結構いらして、私も英語のときに笑えるくらい、英語のリスニングができるようになりたいと思いました(語学力アップ)。
館長さんを初め、スタッフの方々も英語?イタリア語?でコミュニケーションを取られていて、めちゃくちゃレベル高いなぁと思いました。
比べて、絵本の館のスタッフはどうなんだろうと。自分も含め、絵本の知識とかまだまだじゃないかなぁ。
この日も神保町へ
実はあと2か所、行こうかどうしようか迷っていたところがありました。
一つは、ペンギン画家さんの個展。もう一つは自然写真家佐藤圭さんの写真展。
その前には吉祥寺で開催されている「レオ・レオニズカフェ」にも行こうかと思っていたのですが、移動距離を考えると難しいし、そういうカフェに一人で行っても楽しくないしなぁと思って早々と諦めました。
ギリギリの移動はしたくないなぁと2か所諦め、神保町へ。
待ち合わせの時刻より30分ほど早く到着できたので、御書印を2店舗でゲットし、中華で食事。
剣淵にもよく来てくださるし、私も東京に行ったらなんだかんだでいつも付き合っていただく、Kさんと職場の方々と。
剣淵応援大使くらい、剣淵への貢献度がすごい方です。
表彰したいくらい笑
絵本BARに参加したいとおっしゃってくださったので、職場の図書担当の方2人といっちゃんパパとでご飯を食べてから絵本BARへ。
絵本BAR2日目、中川ひろたか先生
また少人数でBARを15分ほど楽しむ贅沢時間だったのですが、この日は一番手を指名されまして笑、だいぶ緊張したやん。
しょっぱな何をしゃべればいいんだと。
私の中川さんのイメージは『ともだちになろうよ』でした。
これ、教員時代に持っていて、よく子どもたちに読み聞かせをしたんですよ。
すごく優しいお話だったなぁと。
実は、前日もこの日も私はガチファンではありませんでした笑。
おもしろそうだし、貴重な機会だしくらいで。
そうしたら、いっちゃんパパがバチっとはまって、なんか生き生きし始めました笑。
中川さんが作曲された歌、子どもの頃から歌ってきたし、今の子どもたち(みなさん同じ小学校の先生です)とも歌ったと。
最後は反省して、謝罪されたそうです。謎笑。
なんだかんだ、Kさんたちはいつも私の行きたいところにお付き合いくださるんです。
前回の極地研もだし、ペンギン堂雑貨店、すみだ水族館、サンシャイン水族館、ちひろ美術館も。
そしてちゃんと楽しんでくださるのがありがたい。
まとめ。なんだかんだ人でしかない
3日目は帰るために朝から移動だったので、もう書くことはないのですが、あそこに行きたい、あれをやりたいより前に人でしかないのです。
地元奈良に帰るなら、お土産を買っていって「久しぶり」って友人とひたすらしゃべったりもするけれど、東京は住んだこともなければ、なじみのある土地ではありません。
それでもこうやってまた会えて嬉しい方たちに会えたり、お土産をお渡しできたり、見知らぬ土地なのに、なんて幸せなことなのだろうと思いました。
それがちょっとずつ増えていくことも。
あとでKさんからきたLINEで、「ペンちゃん(私のこと)ってさ、出会いを結びつける神様だと思う」(勝手にさらす笑)とおっしゃってくださっていたそうですが、決して神様ではなく、誰かが同じように私とどなたかを結びつけてくださってきたから、それを別の方にお返ししたいっていつも思っているし、人と出会える、再会できるチャンスだけは逃したらあかんなって常に思って行動しているのです。
そんなんで、4,000字近くなってきたし、もう21時半なので振り返りはここまで。
よかった、2日で書き終えた。
今回の東京忘備録これにて終了。
これから雪と水道の凍結に悩ませられるシーズンに突入するし、絵本ゼミとかもないから、この冬は剣淵からほぼ出ないかも。特に泊りがけでは。
なので、ぜひ極寒の剣淵に遊びにきてください笑