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家族にとって2度目の結婚(再婚)とは?その①

皆さんにとっても、再婚というとどのような
イメージでしょうか?
どちらかと言うと、良いとは言えないと思う方が一定数いらっしゃると感じます。

実際に再婚のケースを目にすると、場合によって正直なところ心がとても痛むし、つらい思いをしてしまいます。

これからご紹介するお話は、再婚であることを言えなかった、少し切ないケ-スです。

再婚ということを内緒にしていた

何年前の事でしょうか。
詳しい事は何も聞かされず、司会のお話を頂きました。

打合せのお日にちも順調に決まり、何事もなく進むように感じていました。
ところが、そう思っている間に急展開をしてしまった案件だったのです。

打ち合わせの日、担当者に言われた言葉は
『打ち合わせの際に、新郎新婦には家族の事を絶対に質問しない』でした。

どうやら、ここ数日間で、とんでもないことが起こってしまった様子です。
それに対して、今後どうするのかをお二人と話し合っていたところだとのこと。
何とか披露宴、結婚式は行う事にしたが、中身を相当変えたと言う事を伝えられました。

再婚を理解してもらえない事情

なぜ、そうなったのかを担当のプランナーに質問しました。
答えはこうだったのです。

「新郎は、実は2度目の結婚だったことを、新婦の家族、親族に言っていなかった。
ただし新婦にだけは伝えていて、新婦は承知の上で結婚を承諾している。
それがもとで、ご両家の話合いになってしまった。
結果、披露宴の取りやめを新婦のご家族から申し出られてしまっている」と・・・。

それを聞いて、今後どう行ったらいいのか、まずはスタッフ側の話し合いとなったのです。
結果から言えば、披露宴は行う事に決まりました。
しかし、中身はお二人のご希望とは大きく違ったものとなりました。

そしてご家族は、その後どうなったかと言えば、新婦側はのご両親、ご家族、ご親族は全員欠席、新婦のご両親は、この結婚は認めない、その旨をお二人に伝えたそうです。

だから好きにしなさいと。
二度と家には来るなとまで言われたそうです。


新郎側は、そのことを聞き、仕方なく欠席を決めました。
話し合いをすることも叶わず、どうすることもできなくなった、そういう結果になりました。

お二人は事の大きさに、心が押しつぶれてしまいそうなくらい、つらい毎日だったと聞きました。

新郎は、この結婚を決めた時点で転職し、少しでも収入の多い仕事を選びました。
そして新しい仕事を一生懸命取り組む毎日だったのです。
それだけ新生活への想いがあったのだから・・・・そう思っていても後悔だけが残ってしまいました。

言えなかった一言が、こんなにも大きく波紋を呼んでしまったことへ、どうすることもできない状況まで行ってしまったのです。


何かできたのでは?
そう思うのはあまりにも他人事で身勝手な考えなのかもしれません。

ただ救いだったのは、お二人は結婚するのだという強い意志があったこと。

破談と背中合わせの状況を、私たちは想像していただけに、何とかしなければと思ったのです。

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