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家事分担はいい塩梅で。お互いに無理せず感謝も忘れずに。

私の実家は、完全に「家事は母(女)がするもの」でした。
父が威圧的だった、ということは全くなかったのですが、「家事を分担する」という概念自体がなかったように思います。

毎朝、規則正しく子どもより早く起き、洗濯を回しながら朝ごはんを作り、
子どもの成長に合わせてお弁当も作り、学校に送り出す。
子どもよりも早くパートから帰ってきて、
私たちがその日にあった出来事を話すのを聞きながら、夕飯の支度をする。
父が気まぐれにキッチンで洗い物をしようとすると、「いいから、いいから。早く居間に行って」と追い出していました。

時代も変わり、
女性だけが料理や掃除をするという考え方がとっくに古くなっても、
私は「とはいえ、夕飯は私が作るものよね」と思い込んでいました。

婚約者と一緒に暮らし始めて1週間。
私は張り切って仕事帰りに買い出しをしてせっせと夕飯を作っていたのですが…

つ、つらい……!

家に帰ってから少しは休みたい…
そもそも献立が思い浮かばない…

一人暮らしの時も普通に簡単な自炊はしていました。
でも、自分の分だけ作るのと、誰かの分も作るのとでは、そのプレッシャーが全然違うのです。
基本的に何を作っても食べてくれる旦那さんでしたが、勝手に自分で自分を追い込んでいました。

この生活がこれからずっと続くと思うと…と、早くも1週間で挫折。(はやっ!)

私は正直に「今日は疲れているのでできません。食べに行きたいです。」と訴えました。

旦那さんは二つ返事で「いいよ!うどんにしよう!」
何も気にしていない様子でした。(某チェーン店のうどんは旦那さんの大好物)

私は一気に肩の荷が下りて、
そこからはスーパーのお惣菜や外食も適度に混ぜるように。

そして思いつきで始めた調理キットの宅配も利用するようになると更にラクに!

一番の驚きは、私が残業で帰宅が遅くなってしまった時に、
旦那さんが見よう見まねで調理キットを使って料理をしてくれていたこと。
一回甘えてみればハードルも下がり、「夕飯は早く帰った方が作る」ルールになりました。
(圧倒的に私の方が多いのですが、夕飯のために早く帰らないとという考え方から解放されました)

掃除は、基本的には私がやるけれど、集中掃除の時は任せる。
洗濯は、タイミングが合えば干すときも畳むときも一緒にやる。
そして、どちらかが家事をした時は「○○やっといたよ」と相手に声をかけて、無理矢理でも「ありがとう」と言われる習慣をつくる。

ガチガチに役割決めしていないからこそイライラもなく、今日も「いい塩梅」で家事分担しています。

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